韓国国会倫理審査諮問委員会 様

共に民主党 代表 宋 栄吉 様




尹美香議員の除名手続きを直ちに中止してください!




本年1月5日、韓国国会倫理審査諮問委員会が尹美香議員に対し議員除名を議決したという報に接して、日本にすむ私たちは韓国で何が起こっているのか、驚き、暗たんたる気持ちになりました。



そして1月25日、共に民主党のソン・ヨンギル(宋永吉)代表が「尹美香、イ・サンジク(李相稷)、パク・ドクフム(朴德欽)議員に対する除名を迅速に処理する」という方針を明らかにした直後、国会の倫理特別委員会が、1月27日、ユン・ミヒャン(尹美香)議員に対する除名の審議に着手したとの報道を聞き、とんでもないことが韓国で起こっていると驚愕しています。



ユン・ミヒャン議員に対する除名の理由が、「挺対協に損害を与えた」という理由では、全く納得のいかない魔女狩りのような怖ささえ感じます。



この間、ユン・ミヒャン議員は、韓国挺身隊問題対策協議会代表在任中の、挺対協の寄付金や団体の資金流用問題をやり玉に挙げられ、保守マスコミ各社から魔女狩りのような目にあってきましたが、いまや裁判においても、ユン・ミヒャン議員への疑惑が、検察のデタラメな起訴の口実であったことが明らかになっています。



背後には、近づいた大統領選挙があるともいわれていますが、ユン・ミヒャン議員を政争具の具として踏みつけることは絶対に許せません。



長年、共に連帯して闘ってきた日本の私たちは、ユン・ミヒャン議員が集中的に攻撃され日本軍「慰安婦」問題解決運動が分断されることに絶対に反対します。



私たちは知っています。ユン・ミヒャン議員は、日本軍「慰安婦」問題解決のために寝食もわすれ、だれよりも犠牲的に闘ってきたことを。日本軍「慰安婦」被害者たちの尊厳と名誉を回復し、二度と同じようなことが繰り返されないために、女性の人権・平和のために世界中を駆け巡り、懸命に闘いぬいてきたユン・ミヒャン議員をことを。



ユン・ミヒャン議員を政争の具として攻撃する卑劣なことはやめてください。そして理由にもならない「挺対協に損害を与えた」というウソを一刻も早く引っ込めて、正義のために闘う韓国民衆運動の大道を切りひらいてください。




2022年2月6日

川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会