1992年に始まり、今日で1570回を迎えた水曜デモは、日本軍性奴隷制問題の正義の解決と平和な世界を願う連帯の声が集まる場だ。水曜デモは戦時性暴力問題を記憶するための世界各地の動きと、平和な世界を願う世界市民の声を引き出し、歴史正義の実現のための出発点となった。


 

しかし、国民が望む平和のために立ち上がるべき韓国政府は責任を回避している。今月13日の韓日首脳会談は言論の取材を制限したまま行われ、尹錫悦大統領は関連質疑応答を省略した。日本政府は強制動員問題の早期解決のために努力しようという意見で再び一致したと伝えながらも、日本の「一貫した立場」に基づいて協議していくと発表した。また、日本のメディアは韓国側財団が賠償金を代わりに出す方案をめぐり、両国が調整中であると伝えた。日本の公式謝罪と法的賠償を論じない会談は何の意味も、利益もない。尹錫悦大統領はいつまで韓日間の交流が活発になることを期待するという基本的な話ばかりを繰り返すのだろうか。

 


また、韓米日首脳が対面した席で尹錫悦大統領は北朝鮮が最近挑発の水位を引き上げているとし「韓米日安保協力をさらに強化しなければならない」「韓米日共助は普遍的価値を守護し、朝鮮半島と北東アジアの平和安定を成し遂げるための強力な砦」と強調した。さらに、この会談の結果として、韓米日三国がミサイル警報情報をリアルタイムで共有することを約束したのは、韓日軍事情報保護協定の正常化を超えて、より強力な韓日間の軍事協力の拡大を意味する。尹錫悦大統領は一方の民族を敵に回し、日本と力を合わせなければならないと主張しても足りず、韓米日軍事訓練と自衛隊との戦争演習、日本とのリアルタイムでの情報共有まで、連日親日国防の歩みを押し付けている。

 


ここに集まった私たちは軍国主義の復活を夢見る日本政府と、韓日関係改善を名分に日本にしがみつく韓国政府をこれ以上見過ごすことができない。尹錫悦政府は大韓民国の政府として妥当なのか! 国民の声と歴史の進歩に向けた時代的課題を無視する政府を待っているのは、国民の審判だけだ。現政府が間違いなく大韓民国政府であるなら、真実に向かって進む私たちの歩みもまっすぐに直視しなければならないだろう。平和路で鳴り響く一つの叫びは、日本軍性奴隷制問題解決を通じて正義が実現する日まで止まらないだろう。

 


一、 日本政府は歴史歪曲を中断し、日本軍性奴隷制被害者たちに公式謝罪、法的賠償せよ!


一、 国益を害する尹錫悦政府の屈辱的な親日外交を糾弾する!


一、 日本の自衛隊はこの地に入ることができない、朝鮮半島の平和を脅かす韓米日軍事協力に反対する!



20221116

1570回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者および大学生キョレハナ一同



(訳 方清子)