〈正義連〉第1569回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 声明書(主管:民主主義自主統一大学生協議会)
解放77年になったが、国を失った植民地の娘と息子を日本軍性奴隷として、弾丸として、強制動員労働者として引きずって行った日本は、わが民族に対する戦争犯罪について謝罪も反省もない。
1965年韓日請求権協定、2015韓日「慰安婦」合意ですべての過去史が解決され、これ以上謝罪することはないという立場だ。日本の政治家たちは靖国神社に供物を奉納して参拝し、戦争犯罪、軍国主義者を継承する歩みをたゆまず見せている。防衛白書と歴史教科書でも独島(竹島)の領有権を持続的に主張し、朝鮮半島再侵略の野望を絶えず見せている。平和憲法を改正し、先制攻撃が可能な「反撃能力」を備えようとしている。 過去史に対する反省も、謝罪もなく再び戦争可能な国家として歩み出そうとしている。
日本に謝罪と賠償を要求すべき韓国政府はどうか。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は就任前から日本との関係改善を語り、光復節の祝祭では日本を「力を合わせなければならない隣人」と称し、就任100日の記者会見では「日本との迅速な関係改善」と「未来志向的過去史解決」と語って日本に関係改善を乞うている。朴振(パク・チン)外交部長官は「韓日『慰安婦』合意の精神が重要だと思う」とし、売国的韓日「慰安婦」合意を公式的に認めた。
尹錫悦大統領は過去史を「グランドバーゲン」の形で一括妥結すると述べた。韓国が強制動員問題解決案を持ってこなければ会わないという日本首相に面談を乞い、屈辱的な略式会談で全国民を恥ずかしめた。
日本軍「慰安婦」被害者に謝罪する気持ちは「毛頭ない」とした軍国主義者安倍を弔問した尹錫悦大統領は「アジアの繁栄と発展のために献身した」と語り、日本人すら多数が反対した安倍国葬に韓国代表団まで派遣して民族の自尊心を毀損した。
これが被害国政府がすることなのか!
さらに尹錫悦政府の外交部は、日帝強制動員被害者最高裁判決に対して日本戦犯企業の現金化を猶予してほしいと日本側を立てる意見書を送った。また、加害者である日本政府と戦犯企業に代わって韓国財団が「拠出」する方式または和解・癒し財団の残金を活用するという話が出ている。
このように過去史問題を拙速に縫合し、日本軍性奴隷制被害者たちと強制動員被害者たちの胸に深い傷を与えた。
日本の福島汚染水関連研究予算まで削減し、関係改善のために世界の迷惑国家日本に対して一言も言えないでいる。
9月、尹錫悦政府は独島近くで旭日旗を掲げた自衛隊と軍事訓練を強行し、数日前には旭日旗がはためく日本観艦式に韓国海軍が参加した。
私たちは日本の軍国主義によって植民地支配と戦争犯罪を経験した民族として、日本の自衛隊が侵略の野望を表わす旭日旗を振りかざして朝鮮半島の平和を脅かす姿を見ているわけにはいかない。過去史に対する日本の謝罪と賠償なしに日本との未来を語ることは、日本の植民支配と戦争犯罪に免罪符を与えることだ。
尹錫悦政府は親日屈辱外交と韓米日軍事協力の推進を直ちに中断しなければならない。日本政府の歴史歪曲と軍国主義の復活、尹錫悦政府の屈辱外交、韓米日軍事協力の推進に対抗してこの場に集まった私たちは歴史正義を実現するために先頭に立つだろう。
一、日本政府は日本軍性奴隷制、日帝強制動員被害者に公式謝罪し、法的賠償せよ!
一、戦争が可能な国家として進み出ようとする日本政府を糾弾する!
一、独島付近で自衛隊と軍事訓練するとはなにごとか! 韓米日軍事協力に反対する!
一、日本の謝罪なしに韓日関係の改善はない。尹錫悦政府は対日屈辱外交を中断せよ!
一、日本軍性奴隷制問題の正義の解決に私たちも立ち上がろう!
2022年11月9日
第1569回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者と
民主主義自主統一大学生協議会一同
(訳 方清子)