今日は31抗争104周年です。日帝に立ち向かって民族解放と主権、平和と共生のために全生涯を捧げた殉国烈士たちの英霊を祀ります。民主主義と人権のために不義な権力に憤然と戦った民主烈士たちの精神を称えます。



 そして女性烈士たちを再度喚起・記憶しようと思います。



 国が滅び、貧しい家に生まれ、ただ女だからということで強制動員されて労働搾取、性搾取の被害者になった女性たちを記憶します。無残な暴力に苦しめられ、地獄のような生を自ら断ったり、異国の地に棄てられた女性たちを記憶します。無念さを胸に抱いたまま故郷の地を踏めないまま亡くなった女性たちを記憶します。九死に一生を得て帰国しても、そっぽを向かれたり無視されて権利が否定され、機会が制限され、後ろ指を指されて、遂にかき消された沢山の女性たちを思い浮かべます。

 



 しかし女性は単なる、か弱い被害者ではありません。略奪され踏みにじられた地で雑草のように立ち上がって独立万歳を叫んでデモを主導した沢山の女性たち、国内だけでなく満州、上海、ロシアなどを駆け巡って民族の独立のために闘争し献身した女性たち、文字で言葉で、時には銃をもって、義兵になって独立軍になり、全身で抗拒して獄苦の中で病死したり消された女性たちの歴史を胸に反芻しようと思います。蔑視と差別、あらゆる暴力と抑圧の中でも遂に生き延び、勇気を持って加害者の責任を追及し、私たちを呼び覚ましてくれた女性たちを記憶しようと思います。



 

 だからこそもっと切なく、無念です。加害国・日本の居直り強盗的な厚かましさは終わりを見せません。敵基地先制打撃を云々して軍備拡張を画策し、平和憲法を歪めて軍国主義・再武装の道に踏み入りました。福島の放射性汚染水の放流計画を公表し、独島領有権を主張し、さらには韓半島不法強占、強制動員と性奴隷制そのものを否定しています。歴史的真実を無視し、被害者たちを限りなく冒涜し、被害国に解決案を持って来いと脅迫しています。世界各地の平和碑の設置妨害と撤去要求はさらに露骨に、攻撃的になっています。

 



 韓国政府の無能さと卑屈さは、その限界を知ることができません。検察出身者たちを政権の前線に配置して権力機関の私兵化と政治の私法化を画策し、米日安保協力の下位パートナーを自任して韓半島の平和を揺り動かし、経済危機を招いて民衆の生活を破綻させています。極右人士をヘイト部隊に抜擢するユーチューバーと太極旗部隊、町の右翼たちを起用して社会的葛藤と分裂を画策しています。日本政府と戦犯企業の謝罪と賠償が欠落した案を強制動員解決策だと押し出して、日本政府の「誠意」と「呼応」を懇願しています。植民地史観で武装した彼らが、屈辱的で恥ずかしい姿勢で歴史を逆転させようとしています。被害者の声を無視し、加害者側に立って無理な屁理屈をつけているのです。

 



 しかし正義連は挫折したり絶望したりしません。31抗争104周年、先達たちが命を捧げて守ろうとした民族自主、平和統一、民主主義の歴史と精神を反芻し、女性・人権平和の道をもっと深く、広く切り拓いていくことを確認します。被害生存者たちがあれほどまでに願った戦争のない平和な世界、暴力と搾取がない世界を築いて行くためにさらに固く連帯し、さらに力強く闘うことを確認します。女性ヘイトと差別のない世界を創るため、女性人権と性平等が私たちみんなの常識になるその日まで、私たちみんな手を固くつないで共に歩んで行きましょう。

 



 2023年 3月 1

 正義記憶連帯 理事長 李娜榮(ナヨン)



(訳 権龍夫)