ベルリン・女の会のメンバーである梶村道子さんからカッセル大学側が少女像を撤去したことに関する署名依頼がMLで流れていました。

拡散希望し、広く皆様のご協力を得たいとの事ですのでHPに私たちも皆様にご協力をお願いしたいと思い、HPにUPします。

大学側に英文やドイツ語で直接抗議して下さるかたのためのメールドレス等もありますのでご協力をよろしくお願いいたします。





●以下、拡散歓迎です。

ドイツのヘッセン州カッセル市にあるカッセル大学の学生会館前庭に、学生自治委員会(ASTA)が、平和の像(いわゆる少女像)を設置したことをご存知の方もあるかと思います。


像は、カッセル市で昨年夏に催された美術展ドクメンタに合わせて7月に除幕されました。この企画は、ベルリンに設置された平和の像のことを知った学生自治委員会が、カッセル市にも是非そのような像を設けて、学生や市民に、戦時及び平時の性暴力に対する関心を喚起したいと、コリア協議会に協力を求めて来たのが発端です。学生自治委員会は大学当局から常設の承諾をとって、コリア協議会との間で長期貸与契約が結ばれたということです。




しかし、像は大学側によって撤去されました。3月9日未明、3月8日の国際女性デーから日付が変わってすぐという辛辣な対応です


大学側は、像は冬学期(2022年10月1日/2023年3月31日)末までが設置期限でそれに基づき撤去したとホームページに記していますが、貸与者のコリア協議会も学生や自治委員会も、そのような通知を受けていません。長期貸与契約は、上述の通り、学生会とコリア協議会の間で結ばれているもので、コリア協議会と大学側との間に直接の接点はありません。




大学側が今学期末の撤去を図ろうとしているとの情報を受けて、カッセル大学の学生らが像の継続設置を求める署名を集め始め、3月8日までに90筆を集めたということです。




3月9日の撤去の自体を知ったコリア協議会(像の貸与者)は、大学宛ての下記の要請文の賛同者を募っています(英語版)。

是非皆さんにご協力をお願いしたく、お知らせする次第です。



大学側は、G7メンバーの経済大国で「民主主義国」日本の政府による介入に驚き、とにかく事を荒立てたくない、表沙汰にはしないで終わりにしてしまいたい、ということのようです。学問の府が外圧に屈して体面を保つためにこのような対応をするとは、恥ずかしくないのだろうかと思うのですが、残念ながらドイツの大学もこの程度です。もっとも、一番恥ずかしいのは、問題は「日韓」で解決済み、平和の像は日本政府の立場とは相容れないと、どこにでも出向いて行って、事の本質を隠蔽して回る日本政府ですが。



なお、オンライン署名とは別途、大学理事会宛てに英文の抗議文を書いてくださる方がありましたら、下記の宛先にお願いいたします。


1) President Prof. Dr Ute Clement
Universität Kassel
Presidential Board
Mönchebergstr. 19
34125 Kassel

E-Mail: sekretariat-praesidentin@uni-kassel.de




2) Provost Dr Oliver Fromm

Universität Kassel
Presidential Board
Mönchebergstr. 19
34125 Kassel

E-Mail: sekretariat-kanzler@uni-kassel.de


3)
Vice President Prof. Dr Sonja Buckel,
Vice President Prof. Dr. Michael Wachendorf,
Vice President  Prof. Dr. Re­né Matz­dorf

Universität Kassel
Presidential Board
Mönchebergstr. 19
34125 Kassel