2012年、金学順さんが初めて公開証言を行った1991年8月14日を日本軍「慰安婦」メモリアル・デーと定め、毎年世界各地で取り組みが行われています。昨年は金学順さんの公開証言から30周年を迎え、各地で第9回世界日本軍「慰安婦」メモリアル・デー記念行事が開催されました。




韓国では正義連が主催したナビ文化祭で、「劇団経験と想像」による演劇公演があり、好評を博しました。今回正義連より日本語字幕を付けた映像が公開されました。
金学順さんの公開証言に至る過程と、後に続いた被害者の方々の思いが証言にもとづいて語られ、胸に迫ってきます。




とりわけ日本軍の性奴隷として過酷な被害を負い、戦後も生涯苦しみ続けた被害者たちが、再び私たちのような苦しみを子どもたちに味わせたくない、戦争はいけないと語る場面は、現在も繰り返される紛争地での女性に対する暴力、人権侵害を終わらせたいという願いが込められています。



現在ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて、戦争状態にある中、日本軍「慰安婦」被害者たちの願いをいま一度想い起すためにもぜひ多くの人に観ていただきたいです。