〈 ナヌムの家より〉大統領選挙を控えて曹渓宗に有利な条件で終止符を打とうとする姿勢が露骨に。ハルモニたちとのコミュニケーションは妨害され簡単ではない。
ナヌムの家より矢嶋です。
年は変わりましたがこちらの状況は停滞しています。
以下、 この間の経緯と現状に関して簡単にお伝えしたいと思います。
1:臨時理事会と大統領選挙
昨年結成された臨時理事会ですが、 当初は8対3でこちらに有利な流れになると予想していたにもかか わらず、いざふたを開けてみると6対5で 曹渓宗側が有利な事態になってしまったということは、 以前にもお伝えしたと思います。
仏教界は対立候補のユン・ ソギョル氏支持ですが、イ・ ジェミョン氏としては仏教界から支持を得られなくても、 積極的な選挙運動妨害をされるのは避けたいという思惑があります 。 その思惑を受けて臨時理事たちも波風が立たぬように忖度しながら これまでやってきたというのが実情です。
その結果、 運営陣は調子に乗って私たちに対する訴訟をさらに乱発したり、 陰湿なハラスメントを続けているにもかかわらず放置状態です。 また昨年7月にナヌムの家の元代表理事だったウォルチュが死去し た時にはユン・ソギョル氏は″内部告発の影響で死期を早めた” というようなコメントをメディアとのインタビューで出しています 。 このようにナヌムの家の問題は大統領選をめぐる政争の道具にされ てしまっている面があります。 そのあおりを受けるのはハルモニ達の残された時間なのですが・・ ・。
2: キム・ビョリ氏の理事としての倫理的資格問題
曹渓宗側が送り込んだ理事の一人であることが判明したキム・ ビョリ氏は、 私たちが刑事告訴した曹渓宗系前理事たちの担当弁護士であること が判明しました。 この状態のまま理事会に残ることは法的には問題はないのですが、 倫理的観点から問題点を指摘されたキム・ ビョリ氏は逃げるように昨年11月に理事職を辞退しました。 これにより空席がひとつでき再び5対5となっています。キム・ ビョリ氏に代わり11番目の理事に誰が就くかでどんな流れになる のか見えてくるとは思いますが、京畿道・ 広州市ともに曹渓宗との癒着関係が強いので、 私たちとしては期待をせずに待つことにしています。
3:ハルモニたち
■イ・オクソンハルモニ(1927生)
■イ・オクソンハルモニ(1927生)
イ・オクソンハルモニも同様です。
■パク・オクソンハルモニ(1924生)
運動治療の効果があり、 もはや寝たきり状態ではなくなりました。 くりかえしこうしたプログラムの必要性を訴えてきたにも関わらず 新旧運営陣は実施を拒否し続けてきたのです。 昨年4月に臨時理事会がスタートしようやく実現した唯一の例です 。 意思表示もよくするようになり言葉も少しですが発するようになり ました。一日の過ごし方がだいぶ変化したように思います。
■カン・イルチュルハルモニ(1928生)
認知症が進行しているのと、 娘さんが運営陣側についていますのでハルモニ達の中でも最も悪用 されているハルモニといえます。 元代表理事のウォルチュが昨年死去した時も仏教系メディアに出演 しコメントさせらりたり、 ハルモニの名前で私たち内部告発したスタッフたちを人権侵害で訴 えさせたりと皆さんには信じがたいことが実際起きているのです。 健康のほうは認知症以外は大きな問題なく、 よく歩き回っています。運動治療も積極的に参加しています。
(2022.1.07)