1月17日、国家人権委員会は水曜デモの妨害と参加者に対する名誉毀損、侮辱行為に対して警察の制止と捜査を勧告して、極右歴史否定勢力に集会時間と場所を別にすることを積極的に勧めた。人権委は水曜デモ現場で「人権侵害や差別行為が続いているという蓋然性があり、これを放置する場合、回復困難な被害が生じる恐れがある」と見て「保護されなければならない二つの集会」が競合する問題ではなく、「正義と真実を追求する世界最長期集会」を保護する重要性を強調した。



喜ばしいことであり、歓迎する。これにより、私たちは大韓民国の人権守護と民主主義発展のために努力してきた国家人権委員会の立場をあらためて確認した。



水曜デモを妨害し、被害者を冒とくする者たちは誰なのか。その本質は何であり、究極的な目的は何なのか。彼らは突然現場に現れた個人ではなく、水曜デモだけに反対するだけのためにつくられた団体でもない。



「5.18妄言」「セウォル号妄言」をためらわず、経済的、社会的弱者を見下し、差別禁止法制定に激しく反対、日章旗と星条旗を振りかざして主権を否定し、大韓民国大統領を冒涜して政権継承政党を誹謗してきたネット右翼、いんちきメディア、極右たちだ。少数者と弱者に対する差別と嫌悪を助長して、性別葛藤と地域葛藤、世代葛藤、理念葛藤を餌に自分たちの存在根拠をつくってきた者たちだ。



学問の自由を口実にした歴史否定論者など、悪意に満ちた偽りの扇動を日常に行う者、「反日種族主義現象」をつくり出し、日本の「天皇制種族主義者」と共同、共鳴する者らだ。水曜デモの中断と少女像撤去、歴史わい曲を通じて強制動員と性的奴隷制の誤りをなかったことにしようとする日本極右の長い間の宿願を解決しようとする行動隊長たちだ。韓米日、民官学極右歴史否定勢力というグローバル ネットワークの枢軸だ。



彼らの究極的目的は水曜デモの中断ではない。帝国主義植民地主義歴史観で大韓民国憲政秩序を揺さぶって民主主義と平等、人権の価値を根底から傷つけることだ。歴史の時針の針を戻して京城帝国の時代に回帰しようとする傲慢放縦した日本極右の願望を実現することだ。



私たちはいま一度決心する。

いかなる誹謗と侮辱にも屈しないで被害者の人権と名誉を保護するだろう。 

いかなる妨害物にも屈しないで反人道的犯罪行為の責任を問うだろう。 

いかなる攻撃と敵対行為にも屈しないで正義と真実を追求する世界最長期集会水曜デモを守るだろう。


以下に要求する。



一. 鍾路(チョンノ)警察署署長と所属警察は人権委の勧告に従って水曜デモの現場で発生する人権侵害と差別行為を全て解消せよ


一. 鍾路(チョンノ)警察署署長と所属警察は水曜デモ妨害を目的とした集会を遮断せよ


一. 極右歴史否定勢力は水曜デモ妨害を中断して被害者に謝れ 


一. 日本政府は真実と正義実現をこれ以上遅らせず、日本軍性的奴隷制被害者に事実認定と真相究明にもとづく心からの謝罪と再発防止を約束せよ  



2022年1月19日 

1527回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者および正義記憶連帯一同



(訳 方清子)