尹錫悦大統領が去る921日、国連総会に出席した米ニューヨークで岸田首相に会った。 

「誠意ある」「具体的な」「解決方案」なしに会う必要がないなど、とんでもない日本政府の傲慢な態度にへこへこして首脳会談をおねだりしたが、結局みすぼらしい「30分余りの韓日懇談会」を行った。国連日本代表部の建物に入ってようやく行われた懇談会は、共通の立場発表すらなく、日本側が提供した写真一枚だけを残した。「会う必要はないのに」 [韓国側がしきりに要請して]「大人の立場で仕方なく会った」「韓国が日本に借りがあるので、当然次回は成果や進展させたものを持って来るだろう」「腕前発揮を期待する」など、日本政府の屈辱的評価さえ聞かなければならなかった。

その結果、韓国が頭を下げてしがみついた場面を演出して支持率20%台にとどまり、困難に直面した岸田首相だけを生かすようなことになった。

 


あまりにも恥ずかしくて惨めだ。

 


さらにあきれるのは927日、韓悳洙(ハン・ドクス)首相と鄭進石(チョン・ジンソク)議員を中心とした韓国の弔問使節団が安倍元首相の国葬に出席したという事実だ。日本国内でも反対した脱法国葬、金の宴会国葬、帝国主義式弔問外交に恥ずかしげもなく参加した。


安倍が誰なのか。


朝鮮半島の不法植民地化、戦争犯罪、日本軍性奴隷制、強制動員のすべてを否認して妄言を日常とし、教科書歪曲、少女像の撤去要求、靖国神社参拝を強行し、「2015韓日合意」を導いた主役ではないのか。

 


韓悳洙首相が9月28日、岸田首相との面談後、日本記者懇談会で行ったという発言はいっそうひどくなった。メディア報道によると、韓首相は「国際法的に見れば一般的に理解しにくいことが起きたのは事実であり、そのために大韓民国の好感度に損傷を受けたのも事実」と言ったという。2015年韓日慰安婦合意を韓国側が2018年に破棄し、国際的信頼関係を損なったと述べたというのだ。

どうやってこのような反歴史的妄言を大韓民国首相が日本の土地で言えるのだろうか。

 


このような状況にあって東海(日本では日本海、以下同じ)上には韓米日軍事同盟という看板を背に負って旭日旗を付けた日本の艦隊が進出している。過去の歴史の反省どころか平和憲法を改正し、有事において韓半島介入を狙い、軍事大国化を再び夢見ている日本海上自衛隊との訓練をどのように理解しなければならないのか。さらに独島は日本が自国の領土だと主張して紛争地域化を狙う場所ではないのか。

 


これに対して正義記憶連帯は要求する。

 


1. 韓国政府は国格を失墜させ、国民の自尊心を踏みにじった物乞い外交、妄言外交、自閉外交を反省し、臨機応変の偽りで国民を騙すすべての行為を直ちに中断せよ。


2.韓悳洙国務総理は、本人が日本で行った「2015韓日合意」関連発言の真相を明らかにし、被害者と韓国国民に即刻謝罪せよ。


3. 韓米日軍事同盟という名分で東海上で進行される日本海上自衛隊との軍事訓練を直ちに中断せよ。


4. 不法植民地と戦争犯罪認定、被害者に対する明白で不可逆的な謝罪を前提としない韓日政府間のすべての密室交渉を直ちに中断せよ。

 


私たちは「2015 日韓合意精神遵守」を日韓関係改善の出発点とするすべての行為を強く糾弾し、もしも 2015 12 28 日のような不幸な事件が再び発生すれば全世界市民と連帯して最後まで闘うことを警告する 。

 



2022930

日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯



(訳 方清子)