[レポート] ベルリンに、小さな日本軍「慰安婦」博物館設立・・・展示は性暴力被害女性たちと連帯
ユ・ホユン (ベルリンでKBSニュース)
ベルリン市内中心部にオープンした小さな博物館。
ドイツ語で書かれた名称は「日本軍慰安婦博物館」です。
入り口では少女像が観覧客を迎えます。
展示館の中では、日帝植民地期の「慰安婦」制度の詳細な説明に触れることができます。
展示の核心は「慰安婦」被害者の勇気。
彼らがどのように沈黙を破って被害事実を世に知らせるようになったのか、被害者一人一人の事情を展示物に盛り込みました。
狭い展示館にいっぱいの観覧客は、被害者の物語に目と耳を傾けます。
【フランチェスカ・ベイカー/観覧客】
「とても感動的でした。なぜなら、この恐ろしい暴力の経験を公に話し、歴史を作るこれらすべての女性を本当に尊敬するからです」
第二次世界大戦当時、ドイツやポーランドなど、他の国で行われた戦争性犯罪の記録も一緒に見ることができます。
【ハン・ジョンファ/コリア協議会代表】
「日本軍『慰安婦』問題の重要性をドイツ社会に、そして全世界に知らせ、戦時性暴力が持続している、そうした問題を教育するために設立しました」
「慰安婦」博物館は、近隣に立つ少女像とともに、「慰安婦」問題をドイツ社会に知らせる役割を果たすと期待されています。
ベルリンの少女像は、存続期限が先月末に終了しましたが、市民たちと現地市民団体が期限延長を申請して現在審査が進行中です。
市民団体は少女像の存続のための署名運動を今年末まで行う予定です。
(訳 方清子)
〈原文〉