10月11日10時半、龍山(ヨンサン)大統領執務室前の女性家族部廃止阻止行動で「女家部を廃止しても支持率は上がらない!」記者会見がありました。

正義連は共同行動を共にし、李娜榮(イ・ナヨン)理事長が連帯発言を行いました。

 支持率20%は女家部廃止政策の結果だ!

構造的性差別の火に油を注ぐ尹錫悦(ユン・ソクヨル)を糾弾する!

女性家族部をさらに強化せよ!

時代錯誤的なヘイト政治を終わらせよう!

 


 

 国際社会の笑い者になる前に女家部廃止の企てをただちに中断せよ!

 

 さる[2022年]10月6日、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は女性家族部廃止を公式発表した。翌7日尹錫悦大統領は出勤時の略式会見で「女家部廃止は女性保護を強化するため」と強調し、金賢淑(キム・ヒョンスク)女性家族部長官も「性平等強化」のためであると相槌を打った。当日記者ブリーフィングで安サンフン社会首席も「機能は強化される」と強弁した。

 

何と思慮のない詭弁の連続か。

 

独立部署を廃止・格下げして他の部署に吸収することが機能強化なのか。

連続性と連結性をもって行うべき政策を事業別に振り分けて、別の部署の下に配置することが機能強化なのか。

女性を単純な保護対象、事業対象、必要な時に召喚したり捨てても良いと物扱いする時代錯誤の発想で性平等強化が可能なのか。

「女性問題」を完全な人格をもった同等な人間の権利と平等に関する社会の根本的問題として熟考しないで、出産するから、労働するから、性暴力を受けるからだとしてバラバラに引き裂き、機能別事業の対象とすることがどうして「性平等強化」なのか。

主管部署等での熟議はもちろん、関連市民団体、専門家懇談会さえなしに拙速に進めるこの過程は、果たして誰のためであり何のためなのか。ただの一度も言及しないでいる日本軍「慰安婦」被害者支援及び記念事業は、どうする予定なのか。日本政府が要求して韓国外交部が相槌を打っている「2015韓日合意の精神順守」と和解治癒財団復活のための手順なのか。

 


私たちは知っている。

 


ジェンダーの葛藤を引き起こし社会的弱者と女性家族部たたきをすることで男性優位主義、極右ヘイト勢力、歴史否定勢力を糾合し勢力を拡大してきたのは誰なのか。「構造的差別はない」と不平等を個人の問題にすり替える低劣な意識を自由という言葉で使い分けるのは誰なのか。大韓民国の歴史的課題を忘れ、屈辱的姿勢で国際的地位を地べたに叩きつけているのは誰なのか。反人権的、反女性的、反民族的、反平和的振る舞いで日ごと、国民に恥をかかせているのは誰なのか。失敗を失敗で、過ちを過ちで、ウソをウソで繕い、とうとう彼らが局面転換用に取り出すカードが女性家族部廃止だということを私たちははっきりと知っている。

 


尹錫悦政権に要求する。

 

目を塞いで阿吽の呼吸、掌で空を覆うという理に沿わない行いを反省し、拙速に進めている女性家族部廃止を直ちに中断せよ。

 

性平等の観点からの法制度整備、法政府レベルの政策樹立と協力、事業の一貫性と連続性確保のために女性家族部をより強化せよ。

 

後退的無知と無能で国際社会の笑い者となる前に、性平等と人権という普遍的流れに積極的に参加せよ。


 

 20221011

 

 正義記憶連帯 理事長 李娜榮



(訳 権龍夫)