〈正義連〉第1565回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 週間報告
昨10月11日、与党代表の鄭鎭碩(チョン・ジンソク)氏がFBに乗せた文章が論乱を起こした。「内から腐って崩れたから朝鮮が滅びた」、「日本は国運をかけて深刻とロシアを武力で制圧」したが「朝鮮王朝は無知無能で百姓の膏血を最後まで搾り取って滅びた」という内容だ。
つじつまが合わない、呆れ果てる。
人前では国と民族を憂うふりをして、後ろでは贅沢と売官、甚だしくは国を売り渡すのに余念がない為政者、権力者たちによって、朝鮮の国運は揺るがされた。安重根(アン・ジュングン)烈士が大韓義勇軍司令官の資格で伊藤博文を狙撃した直後、日本の憤怒を鎮めるのに汲々として明治天皇に弔問を送り、伊藤に文忠という諡名(おくりな)をくだした者たち。伊藤の遺体を迎接して弔問するために大連まで急いで駆け付けた者たち。安重根烈士がこの上なく冷たい白玉山麓の旅順監獄に投獄された時、ソウルに伊藤の頌徳碑と銅像を建てようと騒ぎ立て、朝鮮民衆の膏血を絞ってソウルの真ん中で大々的な追悼会を開いた者たち。自主独立と東洋平和を念願して亡くなった烈士の遺体すら収集できなかった時、全国規模の謝罪団と慰問団を編成して日本へ行って命乞いをした者たち。彼らがまさに国家を内から腐らせた者たちだ。
実に痛嘆すべきだ。
東海(日本では日本海)上に旭日旗を掲げた日本海上自衛隊が軍事訓練のために進出するや、韓米日協調体制のために必須だと強弁する者たち。
北韓に対応すると言って打ち上げたミサイルが逆に飛んで江陵(カンヌン)に落ちるや黙々無答、真相調査を妨害する者たち。
「2015韓日合意」精神の順守を叫び、前の政権の「合意破棄」のせいにして日本政府にだけ肩入れする者たち。
強制動員、労働搾取、性搾取、性奴隷制の凄惨な歴史的事実に沈黙して私利私欲に余念がないが、未来志向を云々して加害者に関係改善を乞い、被害者の人権を踏みにじって最小限の権利すら売り飛ばそうとする者たち。
強制動員判決を延期させるために裁判部に協調を要請する者たち。
口先では少数者・弱者保護を言い立てながら、障害者と性少数者を迫害する者たち。
「構造的な性差別はない」と言って性平等機構を廃止のために先頭に立つ者たち。
これからは人共旗(北韓の国旗)、アカ云々の色分け論争で攻勢を強めた後、日本の天皇誕生パーティーと自衛隊閲兵式に参席する者たち。
自らの過ちを隠すために虚言、妄言、ウソを事として、歴史を隠して歪曲して否定する日本右翼の主張に同調する者たち。
2022年、依然として大韓民国で闊歩している権力者たちだ。
しかし大韓民国は堂々と生き残り、アジアは勿論、全世界に誇らしい民主主義国家を培った。ただ大韓の自主独立、平和統一を念願して命をささげた殉国烈士たちの精神、この地に民主主義と人権を花咲かすために献身した方たちの犠牲、踏みにじられ、また踏みにじられても立ちあがり、そしてまた立ちあがる民衆たちの不屈の意志がまさに今日の私たちをつくった。
だから私たちは記憶する。
私たちは行動する。
私たちは連帯する。
どんな逆境と困難にも、遂には本当の解放と平和が陽射のように平等に全土を照らすその日まで歩む。
その道を共にしてくれる皆さんに深い尊敬と感謝を送る。
2022年 10月 12日
正義記憶連帯 理事長 李娜榮
(訳 権龍夫)