ソウル経済、正義連の国庫補助金横領疑惑報道は「虚偽」
□3000万ウォン横領疑惑を報道したが事実は違った…記事削除および訂正報道
[メディア今日 チョン・チョルウン記者] 2020.7.4
ソウル経済が「[単独]正義連が返還したという国庫補助金、帳簿より少ない3000万ウォンはどこに?」というタイトルの自社記事が事実と違っていたことが明らかになったとして訂正報道文を出して記事を削除した。
これに先立ち、ソウル経済は去る5月21日付記事で「正義記憶連帯が昨年女性家族部から受け取った国庫補助金の残金の一部が行方不明だ」と報道した。
正義連が国庫補助金6億3900万ウォンを受けとり、このうちの1億7700万ウォンを使わなかったが国税庁などに公開された記録を見ると2億614万ウォンが未使用金額とあり、2941万ウォンを横領した可能性があると報道した。該当記事は5月22日付紙面に「正義連返還補助金の2941万ウォンが不明」という見出しで掲載されていた。
だが、実際に正義連が受けとった予算は6億938万4000ウォンで、ソウル経済が明らかにした総額より約3000万ウォン少なかった。ソウル経済は去る2日、訂正報道文を出して「事実確認の結果2019年女性家族部が正義連に交付した国庫補助金は6億938万4000ウォンであることが確認され、3000万ウォンが不明という本紙の記事は事実ではないと明らかになり、これを訂正します」と明らかにした。
▲去る5月21日付ソウル経済記事.
正義連は該当記事について「補助金が漏れたり、横領したという趣旨の虚偽報道」と批判して去る6月15日、言論仲裁委員会に訂正報道および損害賠償を請求する言論調整申請の手続きをとった。
その後、2日に言論仲裁委員会の調整決定で記事の削除と訂正報道文掲載がなされた。
正義連はソウル経済をはじめとして国民日報、新東亜、朝鮮日報、中央日報、韓国経済、韓国日報など7つの報道機関の8つの記事を対象に言論仲裁委員会調整を申請したところだ。
(訳:方清子)
〈原 文〉
https://n.news.naver.com/article/006/0000103380