「議論して、正しい方向でうまくやっていこうと対話」…
「慰安婦」歴史教育館設立など議論
「地域の被害者たちと水曜デモをともにしようという話も
 亡くなられたシムト所長についても言及

                                                                            2020.6.26 聯合ニュース 




日本軍「慰安婦」被害者李容洙ハルモニが正義記憶連帯(正義連)と来月に「慰安婦」歴史教育館設立のための合同記者会見を開くことになった。

李ハルモニは26日、聯合ニュースとの電話で「李ナヨン正義連理事長に会って今後のことを相談し、正しい方向で上手くやっていこうと話した」とし、「7月中に正義連と共に大邱で具体的な立場を明らかにする」と語った。

李ハルモニと李理事長の出会いはこの日午後3時頃大邱南区あるカフェで実現した。

出会いが実現した経過について、李理事長は「ハルモニが会うことについて否定的ではなかったし、周囲の人々も会わなければならないとずっと話してきた」として「ハルモニの方から先に来なさいとおっしゃって、この日に訪問した」と説明した。


先月初め就任した李理事長は、正義連の会計不正暴露が相次ぐ中で李ハルモニとしばらく接触できなかった。
李ハルモニと李理事長の出会いを見守った関係者らは、その間増幅した尹美香ともに民主党議員(前正義連理事長)関連の議論などについては「他の話は余計な誤解を生む」として言及を避けた。


李理事長は「ハルモニが願う『慰安婦』歴史教育館、韓国と日本の学生交流など基本的な話を交わした」として「今後李ハルモニと協議してさらに活発な活動をしたい」と語った。

李理事長は「ハルモニが『水曜デモはしなければならない。極右団体が来て邪魔するなんて話にもならない』とおっしゃり、「コロナ19事態が収まれば、ひと月に一度ぐらい大邱をはじめ各地域を回って被害者らと水曜デモを共にしたら良いともおっしゃった」と明らかにした。

李ハルモニは去る6日、自宅で亡くなった正義連シムト(平和のウリチプ)所長(60)についても言及したと伝えられた。
李理事長は「ハルモニが孫所長に対して『死んではいけない人だった』と、悲しまれ、涙を見せた」と伝えた。

                                 (訳:方清子)