〈報告〉 戦時性暴力問題連絡協議会 第95回 水曜行動 in 新宿 「戦争ではなく平和と正義を」―フィリピンの戦争被害女性たちの声 (2026年2月18日)
この1月、茂木敏充外務大臣がフィリピンを訪問しました。
このたび、フィリピンの「慰安婦」被害者の団体(被害者と支援者)リラ・ピリピーナは「戦争への日比軍事協力」が始まっているとの危惧を抱き、1月14日に声明を発表しました。
*リラ・ピリピーナの声明は
https://www.restoringhonor1000.info/2025/05/blog-post.html
この声明を発するにあたって、まず、「日本政府は戦時中の犯罪をみとめ、占領によって生命と尊厳を侵害された犠牲者とその遺族、多数のフィリピン女性に対し、公的かつ公式に誠実な謝罪を行うようにと、フィリピン人「慰安婦」とその家族が求めている」ことを冒頭で表明しました。
以下、声明を分かりやすくするため、内容への見出しをつけて、意約して紹介します。
● 今まで日本がやってきたこと
リラ・ピリピーナは茂木外務大臣にフィリピン政府との「今後の会談」において、「戦争ではなく平和と正義について、話すよう強く求めます」として過去に日本がやってきたことを以下のように批判しました。
「日本は第二次世界大戦において、フィリピンを占領下におき、危害を加えられた犠牲者とその遺族、他多数のフィリピン女性たちに対し、誠実な公的謝罪を全くおこなっていません。日本帝国軍によって殺害され、身体を切断され、その夫や子どもたちが命を奪われ、また拷問に苦しめられた女性たちは、フィリピン人「慰安婦」たちと同様に、被害に対する公式謝罪を全く受けていないのです」
「また日本は他の国々の女性たち対しても、同様に責任を否定し公式な謝罪を拒否しています」。「また、ベルリン・ミッテ区の少女像の撤去や、近年のフィリピンでの2つの像の撤去を強制し、また記念碑が設置された国々に撤去を強要してきました。」
● 過去への反省もなく今度は「日比軍事協力?」
「日本は第二次世界大戦中に引き起こした犯罪を公式に認めることを拒否している一方で、フィリピンを再びこの地域を軍事紛争の地へと引きずりこもうとしています」
「日本はアメリカの方針を受け入れ、中国による「台湾侵攻」を想定して、そのシナリオにフィリピンを引きずり込み、そのため、フィリピンの軍事防衛力を強化するとしてミサイル技術を売却することを提案している、と報道されています」
● 日米の戦争計画にフィリピンを引き入れないで
「リラ・ピリピーナは他の数百万人のフィリピン女性と共に日米の戦争計画に加担することを拒否します。」「我々は、高市早苗首相による最近の好戦的な言動に反対します」
「戦争ではなく、平和と正義を求めます」と声明を発しました。
私たちもこの声明に全面的に賛同し、日本政府に働きかけていきたいと思います。(山田久仁子)