ナヌムの家より矢嶋です。

2019年2月にドイツから韓国へ戻り、再びナヌムの家で勤務をしております。


現在ナヌムの家では6名(うち1名は入院中)のハルモニたちが生活しています。皆さん90歳を超えていますが、それぞれ持病や老いと向き合いながら1日1日をそれぞれの方法で過ごされています。


イ・オクソン、ソンリサン(二人目のイ・オクソン)、カン・イルチュルハルモニの3名はまだ体を動かせるので、時にはドライブに出かけたり散歩にでかけたり、各自向けのプログラムをこなしています。


他のハルモニ達は認知症の関係でベッドで過ごす時間が多いのですが、体調のいい時には車いすで近所に散歩に出かけたりと。ハルモニおよびスタッフとも幸いCDVI-19感染もこれまでなくおかげで無事に過ごしています。


実はナヌムの家で様々な問題が長年放置されてきたことが私たち7名のナヌムの家実務スタッフによる1年2か月に及ぶ内部調査により明らかとなりました。「ナヌムの家民主化運動」と称し私たちが始めたこの運動を通して、関連書類や写真・動画・公文書等を含む数々の証拠資料を収集してきました。その結果を受け、運営母体である曹渓宗のナヌムの家理事たちとアン・シングォン所長およびキム・ジョンスク事務局長(昨年8月より病気を理由に休職中)を相手に、内部告発をいたしましたことをまず皆さんにお伝えしたいと思います。その内容を詳しく伝える報道が本日「PD手帳」(韓国MBC放送)という番組内で1時間にわたり放映されます。これは今年年明けすぐにこちらからPD手帳スタッフに連絡を取りMBC側が取材を3月より開始、放映されるに至ったものです。


なお今回のナヌムの家の件とイ・ヨンスハルモニと正義連およびユン・ミヒャン氏の件は共に慰安婦問題関連団体でありますが、お互い直接関連するものではありませんので別の案件として考えていただけたらと思います。


まずは今回内部告発をしたナヌムの家及び日本軍「慰安婦」歴史館スタッフ7名を紹介いたします。


ウォン・ジョンソン看護士:20年来ナヌムの家唯一の看護師としてハルモニ達に同伴してきました。今回の内部告発では彼女の直接体験やこれまで長年記録してきた業務日誌等がおおきな支えとなりました。

ホ・ジョンア社会福祉士:ナヌムの家勤務4年目。施設の運営とハルモニ達の生活面をバックアップ。

キム・テウォル学芸室長:ナヌムの家勤務3年目。日本軍「慰安婦」歴史館運営担当。

チョ・ソンヒョン社会福祉士:ナヌムの家勤務3年目。 施設の運営とハルモニ達の生活面をバックアップ。

チョン・スンナム会計士:ナヌムの家勤務2年目。会計担当。

イ・ウンギョン学芸員:ナヌムの家勤務2年目。日本軍「慰安婦」歴史館運営担当。

矢嶋 宰国際室長:ナヌムの家勤務通算5年目。 日本軍「慰安婦」歴史館運営担当。


この7名が2019年3月より本格的に諸問題解決に向けてとり組んできました。事の発端はアン・シングォンによるスタッフたちへのパワーハラスメント問題および勤労法に準じた労働条件の改善を要求することでした。

しかしながら運営陣からきちんとした回答および説明はなされないまま、数か月が過ぎました。この間ほかにも私たちの意見をまとめた提案書を作成し、

上記7名スタッフの連名で正式に運営陣(アン・シングォン、キム・ジョンスク)に対し3度提出しましたが、各回答期限までになんら応答がない状態が続きました。


次に今回の問題を中核部分を皆さんに理解していただくために、ナヌムの家の寄付金管理メカニズムに関して説明したいと思います。

皆さんご存知の「ナヌムの家」とはハルモニ達が生活する生活館を意味します。それとは別に「社会福祉法人 大韓仏教曹渓宗  ナヌムの家」という法人組織がありこの法人理事会(以下理事会)がナヌムの家を直接運営管理してきました。ナヌムの家のHP韓国語版(モバイル版も含む)をご覧になると、以下の3つ(モバイル版は4つ)の寄付項目が出てきます(paypalを除く) 。4つともそれぞれ独自の銀行口座が開設されていることが分かります。


A: ”一般後援”(ハルモニ達の生活、福祉、証言活動のための後援)

B: ”日本軍「慰安婦」歴史館後援”

C: ”国際人権平和センター建設後援”

D(モバイル版のみ): ”ハルモニ達の追悼館および遺品記録館後援”


しかしこれらすべての口座は「社会福祉法人大韓仏教曹渓宗ナヌムの家」という法人が所有しています。Aのようにハルモニ達の生活支援と書いてあっても「ナヌムの家」施設の銀行口座には一切振り込まれません。B,C,Dもしかりです。

この寄付金管理のメカニズムをまず覚えておいてください。


2019年度の例を挙げたいと思います。2019年だけで年間総額約2億6千万円の寄付金が「法人」口座に振り込まれました。そのうち「法人」口座から「ナヌムの家」の施設用銀行口座には約640万円が振り込まれました。この640万円は光熱費等施設維持費がほとんどです。


これまで累計で約10億円の寄付金が「法人」口座に振り込まれましたがそのうちハルモニ達に対して直接使われた額は全体の5パーセントにも満たなかったことが内部調査で分かりました。使われた寄付金のほとんどは不動産購入や建物の建設費用などがほとんどであることも明らかとなりました。


本題の内部告発へと本格的に準備を始めるきっかけとなった事件がいくつもありましたが、そのうち二つをまとめると以下のようになります。


・2019年6月に

ハルモニ1名が就寝中にベッドから落下という事故がありました。ハルモニ達と一緒に暮らす私が翌朝その事実を確認、当日看護士が休務で不在のためキム・ジョンスクに早急に病院へ連れていく必要があると提言しましたが、キム・ジョンスクはそれを拒否。理由は「後で異常が発生したらその時初めて病院へ連れていけばいい」というものでした。結局翌日になってハルモニの左目周辺の皮膚が内出血するまで病院に連れていくことはできませんでした。落下の原因は、古くなり傾きのあったベッドにあったのは明らかでした。そこで複数のスタッフですぐに新しいベッドを購入することをキム・ジョンスクに要求、しかしながらこれも拒否。今度は彼女の命令を無視し、私たち実務スタッフたちで安全確保のできるものと取り替えました。キム・ジョンスクのベッド取り換え要求拒否の理由は「お金の乱費になるから」というものでした。しかしながらナヌムの家には日本円に換算すると現在約6億円の寄付金が集まっています。にもかかわらず安全なベッド一つ買い替えるのを拒否する理由が私たちには理解できませんでした。そもそも日本の皆さんをはじめとして、韓国内および世界各地から送ってくださった寄付金はハルモニ達のために必要だというナヌムの家からの呼びかけに対して、みなさんが応答してくれたものです。ハルモニ達の生活向上のため、できる限り幸福感を感じながら余生が送れるように使われて当然のお金のはずです。このベッドからの落下事件をきっかけに巨額の寄付金が一体何のために集められてきたのかというテーマが実務スタッフたちの中で話し合われ、独自調査へとつながっていきました。


・2019年4月

ハルモニ達の生活館内装工事のため同じ敷地内にあるゲストハウスにハルモニ達は一時的に移りました。生活館の各ハルモニ達の部屋は工事終了後これまで生活してきた状態を再度復元できるように、事前に歴史館スタッフたちによる各部屋の写真撮影と持ち物の位置確認と保護が行われたのちに、荷物を移動してから工事にかかる約束が歴史館スタッフと運営陣とのあいだでなされていました。にもかかわらず記録作業を経ないまま運営陣は工事を開始、原状再現がほぼ不可能な状態にしてしまいました。また移動したハルモニ達の荷物も駐車場へビニールシートをかけたまま放置、数日後に大雨にあい一部破損、カビが生えるなどの被害が出ました。そもそもハルモニ達が亡くなった後でも慰安婦問題に関連する歴史の現場として生活館を博物館として残すべきだという考えのもと、運営陣もそれに同意し工事前に保存作業をするという約束だったにも関わらず、こうした問題が発生しました。そこで運営陣に対し抗議しましたが、このときにナヌムの家理事、運営陣にはハルモニが亡くなった後生活館を歴史の現場として保存し活用し後世に伝えていく考えは無く、ハルモニ達の暮らした痕跡を残すことなく一般養老施設として運営していく予定であるとこが明確に確認されました。


上の二つの事件をきっかけに、実務スタッフ7名がナヌムの家および日本軍「慰安婦」歴史館運営システムや寄付金の使用状況などの本格的に内部調査を開始、理事や運営陣による不正や諸問題が次々と発覚していきました。私たちが調査対象とした各人物に関して発覚した問題点をいくつかずつあげたいと思います。


A:キム・ジョンスク:寄付金の横領。ナヌムの家から発注を優遇的に受け続けた特定業者との海外旅行および当業者に対する正規価格を超える過払い。公文書偽造。高齢者虐待および人権侵害。高額寄付物品の横領。パワーハラスメント。

B:アン・シングォン:人権侵害および高齢者虐待。パワーハラスメント。セクシャルハラスメント。職務怠慢。高額寄付物品の横領。寄付金からの不当支出に直接間接加担。

C:ウォネン僧侶(元日本軍「慰安婦」歴史館館長):出勤履歴がほとんどない状態で5年間で1千万円越えの給与不当受給(寄付金財源)。この給与受給資格を得るため公文書偽造による学芸員資格の不法取得。ナヌムの家を本人家族の経営する旅行社の顧客化(この旅行会社は同じ商品でも他社より高額販売)。

D:ホホ僧侶:ナヌムの家での勤務履歴無し(外勤記録も一切無し。そもそもこれまでだれ一人としてナヌムの家でホホ僧侶を見かけたことがない)および勤労契約書もないまま、給与として総額約500万円を受給(寄付金財源)。

E:ウォルチュ僧侶(ナヌムの家代表理事):本人の個人著書(5著作分どれも慰安婦問題およびナヌムの家とは一切関係ない内容)を寄付金から大量購入させナヌムの家にて販売させる。

本人個人の民間保険掛け金を寄付金から長年支払わせる。ナヌムの家スタッフにクンジョル(ひれ伏す形の挨拶)を強要。


上記内容も一部含む最終提案書を2019年7月初旬に運営陣に再度提出、回答約束期限の7月29日になっても無回答でしたので、その足で私たちはナヌムの家代表理事であるウォルチュ僧侶のいるヨンファ寺(ソウル)へと直行し直訴しましたが、理事会からもこれまできちんとした回答はありません。この間にもキム・ジョンスクは私たち7人のスタッフの解雇を画策するなどしていました。


また私たちがこの運動をはじめるまで、ハルモニたちに対して理事および運営陣がどのような対応をしてきたかも明らかになりました。まずはハルモニ達のためにという名目で集められた寄付金ですが、これまで累計10億円近い巨額をこれまで集めながらハルモニ達のためにほとんど使われてこなかったことはすでにお伝えした通りです。たとえばハルモニ達の各部屋にある家具・テレビ類は基本すべてハルモニたち個人のお金で購入したものか、外部から直接寄付されたものです。またハルモニ達が通院したときも保険適用外の通院費が寄付金から支払われたことは過去一度もありませんでした。ウォン・ジョンソン看護師が個人でハルモニ達の通院費の一部を支出してたということも調査で分かりましたが、当時彼女が運営陣に立替分を請求しても支払はれることはありませんでした。今年3月にハルモニ1名が入院した際初めて寄付金からハルモニの入院費用が全額支払われたのですが、これも私たちが民主化運動を通してハルモニの入院費を寄付金から支払うことを要求した結果、アン・シングォンが渋々承知したという経緯があります。またこれまで亡くなったハルモニ達の葬儀費用もハルモニ個人ないしはハルモニの家族に支払わせ寄付金から支払われた事は一度もありません。香典も葬儀費を建て替えるという名目のもと運営陣がその多くを徴収してきました。


上に書いた内容以外にも理事会、運営陣による様々な不正と違法行為、人権侵害と高齢者虐待が私たちの調査で明らかになりましたが、告発事項が多いためこの場ですべてを記すことはできない点をご了承ください。


次になぜこのようなことが起きたのかという点に関して私たち内部告発した側の見解を述べたいと思います。

根本的な原因は、理事会と運営陣の"ハルモニ達がすべて亡くなった後にはハルモニ達の暮らしてきた部屋および建物をすべて潰して一般の高齢者を受けいれる養老施設に作り替える”、という曹渓宗の福祉ビジネス構想にあります。なおここでいう養老施設とは80室(100室という発言記録あります。)を持つ高級ホテルのような作りのものを意味していることが理事会議事録関係資料で確認できました。ハルモニ達の暮らしてきた空間そのものが慰安婦問題の歴史の一部であるわけですから、本来なら亡くなった後もきちんとその空間を保存し彼女たちが存在したことを後世にも伝えていくべきです。しかしながら理事会は根本的に慰安婦問題には関心がなく、よってハルモニ達の生活現状に関しても気にかけている様子はありません。また現場で運営指揮する運営陣二人(アン・シングォン、キム・ジョンスク)にしても20年にわたりナヌムの家で勤務してきたにもかかわらず、この問題に関するきちんとした理解が十分であったとはいえません。ハルモニ達が存在したという歴史をきちんと残していこうという考えはなく、ナヌムの家を一般養老施設に作りかえてしまうという理事会のビジネス計画にはなんら異議を持っていないことも分かりました。結局は’ハルモニ達の生活支援をお願いしたい’という呼びかけのもと支援者たちから募った寄付金は、ハルモニたち亡き後の曹渓宗による福祉ビジネス運用費としてこれまで貯めこんでいたことが明白になったのです。


よって曹渓宗の福祉ビジネス達成のためにハルモニ達は前面に立たされて利用されてきたといっても過言ではないと思います。諸事情から個人貯蓄の極めて少ない状態にあったあるハルモニは真冬に夏用の靴を履いて過ごしていたことも調査を進めていく中で分かってきました。このように靴一足すら寄付金から買うこともせず、代わりにスタッフが私費でハルモニ達が必要なものを購入するという状況が発生していたことも明らかになりました。しかしスタッフたちによるハルモニ達への私的支援を知った運営陣側は「甘やかすと癖になるから禁止」という命令をだし、必要なものさえ買い与えないということが実際発生し続けていたのです。


今回の内部告発をお伝えしつつ、ここで皆さんに思い起こしていただきたいことが一つあります。

2010~11年当時ナヌムの家で勤務していた村山一兵さんがナヌムの家の問題点を指摘し運営陣側に改善を求めていたのを覚えている方もいるかと思います。実は今現在私たちが実行していることは村山さんが当時やろうとしていたことと大部分が重なるのです。「ハルモニ中心の運営」、「寄付金の使い道を明らかに」、「ハルモニ達の福祉の充実」といったことを彼は当時運営陣に対して要求していました。私たちが運営陣にこの1年2か月のあいだ要求してきた内容と変わる点がありません。彼が去ってから私たちがこの運動を始めるまでの10年間、ナヌムの家の諸問題は解決どころか放置されてきたわけです。


放置されてきた原因は福祉施設における’死角’という観点からも考える必要があるかと思います。ナヌムの家が1992年にスタートし28年がたちますが、この間ソウルから広州への引っ越しとそれに伴い建物の新築、そして改築を繰り返しながらナヌムの家全体を増築してきました。ソウルで小さな民家を借りてナヌムの家を運営していたころと比べると、現在のナヌムの家はその「規模」でいえば順調な「発展」のような印象を与えることでしょう。また第2歴史館も開館し、外目には“きちんとした(ように見える)建物があり、そこでハルモニ達が(不自由なく)生活している”、という印象を受けるのが一般的ではないかと思われます。運営体制もとりあえずきちんとそれなりに整備されているのではないかと。しかし実際にナヌムの家の内部では理事会・運営陣が死角を利用しながら老人虐待、横領、寄付金の不正流用等が不可視状態のまま行われてきました。


次にこれまで私たちの手で明らかにしてきた諸問題を解決すべくどのように取り組んできたかを説明したいと思います。最初に問題提起をした2019年3月当時はナヌムの家内部で問題解決をしようと運営陣に提案し、自発的な自己浄化作用の機能することを期待しましたが全くの期待外れだということが分かり、外部への告発による解決に向けて取り組んできました。まずは監督責任のある女性家族部および広州市と京畿道に今年2月に陳情提出しました。女性家族部と広州市からは今年3月一応担当公務員がナヌムの家にやってきて監査はしましたが、通常の一般監査のみ行い訴えの核心部分である老人虐待や寄付金の横領および不正支出問題などに関する監査は一切行われませんでした。また京畿道にいたっては先々週から新聞メディアが報道を始めるとこれまで“担当者の交代”を理由に先延ばしにしてきた監査を先週突如執行しました。ちなみに京畿道の監査担当者の一人からは「福祉施設における寄付金管理問題のなかでも最悪なケースだ」とのコメントが出ました。京畿道監査の最終結論は今週中に出る予定です。またキム・ジョンスクを横領罪容疑ですでに刑事告発しましたが、地元の広州地方警察署とアン・シングォンの個人的関係もあってか警察は積極的に捜査する気配がありませんでした。しかしナヌムの家寄付金問題に関して新聞メディアによる報道が始まると、検察からもこちらに連絡が入り今後キム・ジョンスク横領容疑に関して本格捜査が始まるかもしれません。公的機関への陳情の次のステップがメディアに内部告発するというものでした。その結果が昨日MBCで放送されたPD手帳です。この番組には私たち7人も直接出演しどんな問題があったのかを説明しています。また1年2か月に及ぶ内部調査によって得た大量の証拠資料も使って番組は構成されました。


今後ですが私たち7名はナヌムの家を代表することはできないという点、これまでは7人と担当弁護士のみで問題解決に取り組んできましたが闘っている相手が曹渓宗という巨大な宗教権力集団であることを鑑みて、外部の有識者たちを含む対策委員会を結成し事を進めていく予定です。


なお今年4月に新事務局長、5月に入り法人課長が曹渓宗から新たに派遣されナヌムの家での勤務を始めました。新事務局長は法的にいなければならないポジションではありますが、正当な公募過程を経て入ってきたのではありません。すでに内定状態でほかの応募者たちと一緒にインタビューを受け採用されたということが分かりましたので、この点に関しても採用の不当性を監督官庁へ告発しました。また法人課長というのはこれまでナヌムの家にはなかったポジションです。私たちによる問題提起後、大事になる前にナヌムの家の施設と法人を完全分離し(法人のほうに集中的に集まるようになっている)巨額の寄付金を守るために曹渓宗が送り込んだ人物であるのは明らかです。この点は法人課長本人がウォルチュ僧侶から指示されてナヌムの家に来たことを認めています。今回の京畿道による監査が入った時も、ナヌムの家の事情および情報をほとんど把握していないうえ、監査する公務員たちの横であることないこと喋り捲るなど少しでも理事会に被害が及ばぬよう妨害行為を数々行っています。この法人課長の理事会絶対忠誠の姿勢はアン・シングォンおよびキム・ジョンスクと同じものです。実際ハルモニ達も利用する車のキーや書類や印鑑等をすべてとりあげるなどこちらの業務遂行にも影響が出始めています。こうしたところにもハルモニ達の生活環境をよりよくしていくためにナヌムの家で働くといった様子は一切見えず、あくまでも理事会の命を受け巨額の寄付金を守り抜くためだけにやってきたのは明らかです。


理事会・運営陣の不正問題、担当公的機関の監督責任不履行と問題放置、寄付金や様々な方式でハルモニ達およびこの慰安婦問題を支援してきてくれた人たちへの背信行為、これらを内部告発という形で公にした私たちが実現したい点は今のところ以下の4点です。


1:法人を解散し曹渓宗はナヌムの家/日本軍「慰安婦」歴史館および慰安婦問題関連全事業から完全撤退。

2:ハルモニ達のためにと呼びかけ集めた寄付金はすべてハルモニ達の充実した余生のための福祉、および慰安婦問題関連事業のみに使用する。

3:ハルモニ達亡き後は生活館を「ナヌムの家博物館」として保存し、日本軍「慰安婦」問題の歴史を刻んだ現場として未来においても保存・公開していく。

4:理事会および運営陣の徹底責任追及。 アン・シングォンおよびキム・ジョンスク、法人課長の即解雇。


以上の4点がすぐに実現できるとは私たちも考えてはいませんし、この運動を進めていく中で要求事項が増えていくことも十分に予想されます。長い時間はかかると思いますし、相当の困難とも直面していくことでしょう。宗教権力集団である曹渓宗や右派からのあの手この手の妨害や脅迫、嫌がらせも含めて。しかし設定した目標の実現に向けて、外部からの協力も得ながら運動を継続していきたいと私たち7人は考えています。


なお市民運動家、法律専門家らと共に対策委員会を結成し、今後対応していく運びとなっています。


今現在ナヌムの家をはじめとして慰安婦問題関連団体が韓国内において注目を集めています。今後運動の上げ足を取るような言説が日本のメディアによっても数多く発信されていくとこが予想されます。それらを通して日本の皆さんの長年に及ぶ活動にも様々な影響がでてくることは私たちも十分承知しています。皆さんの積み重ねてきた活動の結晶に傷がついたり、筋違いな批判や嫌がらせ、悪意の込められた避難の矛先が日本で活動される皆さんにも向けられることになるかと思います。そのことを思うと心底心苦しい限りです。しかし私たちの目の前にある問題、それもハルモニ達がこれまでナヌムの家で暮らしてきた時間と今後の残された時間とも直接関わりがあり、彼女たちの生きてきた証となるはずの歴史の現場がよりによって彼女たちのために使われるべき寄付金を使って消し去られようとするのであれば、黙って見過ごすわけにはいかないこともご理解いただけたらと思います。


ことナヌムの家を直接支援してきてくださった方はこのメールをお読みになって大変失望され怒り心頭のかたもいるかと思います。そのことを私たちも重々承知していますがハルモニ達の求める正義のため、そして日本軍「慰安婦」の歴史と彼女らの存在も含む運動史の継承という観点からも、この内部告発をきっかけに本来あるべきだった「ナヌムの家」再建に向けたこの運動を支援していただけたらとおもいます。


なお今後この内部告発に関する質問やご意見などはhos.taskforce@gmail.comまでお願いいたします。

*House of Sharing (HoS) / Museum of Japanese Military Sexual Slavery*

*ナヌムの家**/*日本軍「慰安婦」歴史館

Opening hours: from 10:00 to 17:00 (Closed on Mondays/月曜休館) / Entrance Fee:

5,000 KRW

T: +82-(0)31-768-0064  F: +82-(0)31-768-0814

Reservation & Enquiries(한/Eng/日/Deutsch): nanum365@gmail.com

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