〈正義連〉第1664回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 週間報告
大韓民国の根幹が揺らいでいます。「3.1独立運動で建国された大韓民国臨時政府の法統と、不義に抗拒した4.19革命の民主理念を継承し、祖国の民主改革と平和的統一の使命に基づき、正義・人道と同胞愛によって民族の団結を強固にする」とした憲法精神が崩れ落ちようとしています。
親日派復権を狙う者が独立記念館会長に、韓国学を破壊した者が韓国学中央研究院長に、放送独立権を破壊する者が放送通信委員長に、労働権を破壊する者が労働部長官に任命されました。 今や国家安保と韓半島平和を危うくする者が国防部長官に、人権を否定する者が国家人権委員長に任命される始末です。
本当に国を根底から滅ぼすつもりのようです。
「ニューライト」か否かを越えて、彼らの共通点は日本右翼の心を持っているということです。
強制動員「第3者弁済案」を出してきて「コップの水の半分は日本が満たすだろう」と言った時、「日本に何か重圧を受けたのか」と考えた私たちの予測は誤りでした。 彼らはイデオロギー的な保守でも右翼でもなく、ただ日本帝国主義ファシスト思想を持つ日本の右翼と同類でした。日本の願いを叶えるために全力を尽くす邪悪な者たちです。大韓民国の歴史を毀損し、憲法と民主主義を破壊し、国家的存立理念を根底から揺るがし、領土主権まで日本に売り渡す考えで疾走している者たちです。日本帝国主義の侵略戦争と韓半島の不法占領を否定し、強制動員、日本軍性奴隷制、民間人虐殺などの反人道的犯罪行為を否定し、独島領有権まで主張する日本右翼の「心」が彼らの心だからです。
日本政府の傲慢な態度は、この韓国政府の「目覚ましい」活躍のおかげです。日本軍「慰安婦」被害者や強制動員被害者の裁判闘争の勝利が続いても、日本政府は沈黙で一貫しています。
ベルリンの少女像の撤去のための様々な工作にも、韓国政府が気にすることはなくなりました。
韓国政府が自ら歴史教科書の歪曲に先頭に立っているので、教科書の歪曲にも障害はなくなりました。
朝鮮人強制動員の歴史を消してもユネスコ登録に賛成してくれて、独島関係展示物も自ら進んで撤去してくれるので、日韓間の「懸案事項」がなくなりました。
日本の官房長官が在任中に初めて靖国神社に参拝し、「独島訓練」を中断しろと堂々と韓国に要求できるのも、すべて尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権という「反国家勢力」のおかげです。
毎日がバカらしいことの連続であり、複雑怪奇なことばかりです。
しかし、このような時ほど私たちに必要なのは不平不満や皮肉ではなく、怒りと情熱で研ぎ澄まされた精神とたゆまぬ抵抗です。
この恐ろしいホラー映画シリーズを終わらせることができるのは、目覚めた国民的連帯の力だけです。私たち全員が再び立ち上がり、より公正な国家、より平和な世界、より安全で平等な社会を作るために努力しましょう。
それだけが、激しい苦痛と攻撃の中でも立ち上がり、日本軍性奴隷制の真実を明らかにした被害者たちの願いを実現する道でしょう。
2024年9月4日
正義記憶連帯理事長 李娜榮(イ・ナヨン)
(訳 権龍夫)