〈正義連〉 第1665回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 週間報告
まず日本政府の真摯な謝罪と法的賠償を受けられないまま、9月7日に亡くなられた性奴隷被害者のご冥福をお祈りします。
先週末、岸田首相が韓国を訪問しました。
任期末期の岸田首相がなぜ韓国に来たのでしょうか?
支持率を二人合わせても40%台しかない両首脳がなぜ12回目の首脳会談をしたのでしょうか? 二人がどんな話をしたのか、どんな行動をしたのか、なぜ非公開で処理されたのでしょうか?
なぜ天功(チョン・ゴン)はわざわざ岸田が泊まったロッテホテルに現れたのでしょうか?
私たちは不安で恐れています。
親日売国史観で武装して日本の極右の主張を繰り返す人たちを国政全般に 配置し、大韓民国の国家理念を揺るがし、歴史の正義を毀損する昨今、独島領有権を露骨に主張する日本に媚びへつらって機嫌をうかがうこの政権が、また何を献上したのか、国民は心配が絶えません。
正義記憶連帯は、岸田首相の訪韓に合わせて糾弾の記者会見とキャンドル集会を開催し、両首脳に大きな課題を突き付けました。
昨年11月、日本軍「慰安婦」被害者が日本国を相手に提起した損害賠償請求訴訟で、高等裁判所の原告勝訴判決が出たにもかかわらず、日本政府は責任を回避し、さらに韓国を「国際法違反」などと非難してきました。韓国政府も被害者の権利を実現させるためのいかなる外交的努力もせず、国連の修正勧告が出たにもかかわらず、「2015日韓合意」の遵守だけをオウム返しに叫んでいます。被害者がすべて亡くなり、遺族が疲れ果てて諦めるのを待っているようです。
故・金福童(キム・ポットン)ハルモニの法定相続人である正義記憶連帯は、他の原告及び弁護団と共に日本政府の財産明示申請を岸田首相の訪韓日である9月6日、ソウル中央地方裁判所に提出しました。 日本政府の協力がなければ、財産照会手続きを踏むことになり、強制執行手続きも辞さないでしょう。
盗人猛々しく、厚顔無恥も甚だしい者たちに、30年以上にわたる国内外の法的闘争の末に勝利した被害者たちの勇気を継承し、私たちがまだ生きていることを示すためのものです。
私たちは、この地にあるすべての日本政府の私有財産を徹底的に捜索し、法的正義を実現します。
さらに、現実の法廷はもちろん、歴史の法廷に反省のない日本軍国主義ファシストと韓国倭ライトの罪状を余すところなく明らかにし、永遠の囚人として残すようにします。
死ぬことなく老いることもない被害者たちの勇気を象徴する少女像を守り、領土主権と歴史正義を守るために、変わることなく先頭に立ちます。韓半島の不法占領と植民地搾取、強制動員と日本軍性奴隷制の真実を守り、日本政府の法的責任を最後まで追及します。
厳しい植民地時代にも消えずに燃え上がった解放の熱望とたゆまぬ抵抗、貧困と戦争を乗り越え、3度の民主革命を通じて今日の大韓民国を築いた市民の力がどれほど強いものかを見せようと思います。
正義記憶連帯はその道に恐れることなく邁進していきます。
2024年9月11日
正義記憶連帯
李娜榮(イ・ナヨン)理事長
*天功(チョン・ゴン):韓国尹錫悦政権を実際に動かしている人物と噂される占術師。彼は、ロシア帝国時代のラスプーチンのような存在と思われる。
*倭ライト:新造語。ニューライトというよりは日本右翼の手先という意味で使われる。