最初に、済州4.3抗争75周年を迎え、無念に亡くなられた英霊たちの冥福を祈ります。韓国政府の呆れた対応に傷ついた多くの済州道民の方々にも、慰労の気持ちをお伝えします。

 

 


 第3者弁済という韓国政府の一方的な強制動員解決案の発表と、恥辱的な韓日首脳会談の後禍が続々と表れている中で、極めて凄惨な歴史認識を持つ者たちの妄動が相次いでいる。自国の被害者たちと国民を「爆弾」、「障害物」扱いし、遂には「石ころ」論まで登場した。

韓日関係悪化の原因を韓国大法院判決のせいであるとして日本政府を擁護する者は、日本企業が天文学的な金を注ぎ込んだ法的代理人の金&張法律事務所の顧問を歴任した者たちである。日本右翼の父・中曽根康弘賞を受賞した韓国版「ネオコン」と呼ばれた者、また他の人物は国立外交院長に任命された。彼は有事の際の自衛隊韓半島介入を主張し、日本軍国主義の再武装を称賛する人物だ。

 


 

 こうして韓国政府の対日亡国外交は、単純な無知と無能の産物ではないことが証明された。韓半島不法強占、強制動員と日本軍性奴隷制、朝鮮人虐殺を否定し歴史を歪曲してきた日本の主流権力者たち、脱亜入欧論と大東亜共栄圏という飾り文句でアジア太平洋全域を火の海に追いやった戦争集団、極右ファシストと同一観点の者たちの平均的認識の総合的産物だ。

 


 

 彼らは植民地・京城で祖国と自国民を売り渡し、栄誉栄達をした売国買弁勢力の後裔、「美しい国」日本を熱望して身もだえし、臣民として認定されようとする「新内鮮一体派」、極右ヘイト勢力に霊魂を売ってもわが身が保証されるならそれで良しとする偽善的為政者たちだ。被害者の人権を売り、憲法を踏みにじり、主権を棄損し、国民に背反しても、挫折した日本の欲望を必ず成し遂げようとする意思で一丸となった者たちだ。徹底して日本の国益に忠実で、歴史の時計を逆転させようとする確信犯たちだ。

 

 

 韓日間葛藤の原因は、大法院判決でも、勇気ある被害者でも、愛国的韓国市民でもない。歴史的真実を直視せずにファシスト帝国主義の野望を放棄しない日本の主流政治勢力、ウソでウソを重ねて韓国の司法主権を揺るがし、攻撃し、盗人猛々しく被害者たちを侮辱する者たち、この行動隊長を自任して韓国内で暗躍している反民族、反人権、反平和勢力である。

 


 

 あなたたちの正体をよく知っている大韓民国市民たちが告げる。いい加減に敵対と死の政治を止めよ。生命を担保にする醜悪な人権競争を止めよ。共存と共生の政治、生命尊重と人権保護のための善意の競争、平和的な国際秩序と相互互恵的な国家関係の先頭に立ちなさい。私たちは多くの世界市民たちと固く手を結び、韓半島と東北アジア、全世界の平和と民主主義の道の先頭に立って進む。

 



 

2023年4月5日

 

正義記憶連帯 理事長 李娜榮(ナヨン)




(訳 権龍夫)