済州43虐殺、416セウォル号惨事9周年を送って、今日は419革命記念日です。残忍な時間が赤い川のように流れています。

 


 日帝の韓半島不法強占が残した傷は80年以上過ぎても癒えないまま膿が流れ、繰返される攻撃に血がドクドク出ても薬や処置が絶望的な状況です。清日戦争から太平洋戦争まで人身売買、性暴力、性虐待、性搾取、奴隷労働、民間人虐殺などのあらゆる犯罪を犯して敗北してからも、この凄惨な歴史を断てないで反省も謝罪も法的賠償もなく意気揚々と傲慢な日本、そんな日本に免罪符を与えて韓半島を二つに裂いて冷戦分断体制をてこにして属国扱いして脅しつけ、口では民主主義や人権を唱えながら他国の民主主義と人権を踏みにじって徹底的に自国の利益にだけ忠実な米国、あっちについたり、こっちについたり、ペコペコと目先の利益を追って民族や国益などをゴミ扱いする反民族主義者たちの隆盛が悲しくなるこの頃です。

 



 偶像の群れの上に立てられた操り人形が刀を振り回し、国家の根幹を揺るがし、安全で平穏な暮らしを望む市民はただの「石ころ」、「障害物」扱いして、生命までも脅かすこの瞬間にも一握の権力を握りしめて延命に汲々とする政治家たち、真実を無視して大衆など耳目を塞げばそれまでだというメディア、明確な不義に眼をそむける卑怯さを薄っぺらな知識で包装して自らを「無知な民衆を善導する先知者」であるかのように位置づける教条主義的な知識人の付和雷同がさらに痛ましいこの頃です。

 



しかし、希望は彼らがそれほどまでに消し去りたいまさにその歴史の中にあることを私たちは知っています。

日帝植民地36年、米軍政3年、韓国戦争3年、李承晩(イ・スンマン)独裁体制12年、朴正煕(パク・チョンヒ)軍事独裁体制18年、全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事独裁体制7年をすべて勝ち抜いた市民たちの歴史の中にあることを知っています。

いつ訪れるか分からない祖国解放という未来のために命を捧げた先達たち、戦争を経てわずか7年で世界最貧国国家の一つから市民革命を起こした人たち、不当な現実と不義の権力に抵抗してこの地に民主主義と人権のタネを蒔いた殉国先烈たち、民主共和国樹立70余年の間に3回の市民革命で政権を後退させた市民たちが、まさに希望の火花であることを知っています。

 

 


 加害者の否認と社会的沈黙という分厚い氷を割って堂々と声をあげ、全世界の人権状況を変えた勇気ある被害者たち、その被害者と共に30年以上も粘り強く犯罪事実認定と真相究明、加害者処罰と謝罪、法的賠償と未来世代継承を主張した市民たち、巨大な国家権力の圧迫に屈しないで何度倒れても再度立ち上がってしっかり前進してきた私たち自身の存在がまさに世界を変える希望であることを知っています。

 

 


 私たちの声が大きく共鳴して、私たちの人間の輪が強い連帯になって遂に不義と不正、ヘイトと差別の壁を崩すその日まで、平和と正義、民主主義と人権の花がパッと咲くその日まで、私たちは依然として希望の灯を胸に抱いて水曜デモ現場に立ちます。


 

 

 2023419日 

正義記憶連帯 理事長 李娜榮(ナヨン)



(訳 権龍夫)