正義を洪水のように、恵みの技を大河のように、尽きることなく流れさせよ(アモス書524節)


 

 「10年経てば山河も変わる」という言葉がある。毎週水曜日にこの場で水曜デモをして今日で「1591」回目になった。199218日の水曜デモを始発に、山河が何回も変わった今日、日本軍性奴隷制問題の変化の兆しが見られない。真実を叫んでいたハルモニたちは歳月が流れて星になった。だが私たちはこの場を守って真実を叫んできた30年前のその声を引き継いで行く!

 


 さる316日、12年ぶりに東京で開かれた韓日首脳会談は一言でいって歴史的な惨事だ。大韓民国の外交首長としての任務と責任を放棄した尹錫悦政権の対日亡国外交は、国民たちに恥辱を与え、激憤を巻き起こした。さる36日、被害者の権利を無視した「強制動員第3者弁済案」という日本戦犯企業の責任を免責する案を提示した。これでも足りないのか、屈辱的な亡国外交で国民を惨澹たる気持ちにさせた。韓国民が被害を受けたのに、加害者・日本が外れて、その責任も韓国民が負うようにさせた「解決案」を出した尹錫悦政権を糾弾する!

 

 


 このように自国民に日本の過ちを転嫁させて行われた「韓日首脳会談」が成功的だといえるのか?第3者代位返済という韓国政府の一方的な強制動員問題解決案の発表と屈辱的な韓日首脳会談の後禍が続々と表面化している中で、本当に凄惨な歴史認識を持った者たちの妄動が続いている。「歴史問題が経済問題に拡散したことに胸痛む」、「韓日関係正常化」を成して国民と企業に巨大な恩恵を与えるといった尹錫悦政権に尋ねたい。委縮した両国経済交流が再開されるといっても、歴史否定と長い間の本当の謝罪を一度も受けない被害者たちの人権は誰が保証してくれるのか?尹政権が経済、軍事安保、歴史正義、被害者人権、すべてを差出して大目に見た加害者の犯罪に対して、誰が再度問題提起できるのか?

 

 


 私たちは屈辱的な韓日首脳会談を糾弾する。また、被害者と自国民の名誉を冒涜し、被害者たちの人権と尊厳を踏みにじり、悲しみに突き落とした尹錫悦大統領と政府に強く要求する。尹錫悦大統領は隣国との関係よりも、自国民の人権回復に集中することを望む。被害者中心の原則で日本軍性奴隷制問題の正義ある解決のために、日本政府に責任履行の要求すべきだ。

 


 また、9年の歳月が流れたが、真実が明らかにならない「歳月号(セウォルホ)」被害者たちの叫び、そしてまた同じことが反復された1029梨泰院(イテウォン)惨事被害者たちの問いかけに応えることを望む。そして国民たちの生命と生態系に深刻な被害をもたらす福島汚染水放流に強く反対する。

 

 


 「歴史を忘れた民族に未来はない」ということを何時も記憶し、大韓国民に、大韓国民による、大韓国民のための政府になることを望む!

 

 


一、日本政府は日本軍性奴隷制の犯罪事実を認定し、被害者たちに公式謝罪、法的賠償を行なえ!


一、韓国政府は屈辱的な強制動員問題の解決案として出した「強制動員第3者返済案」を撤回せよ!


一、私たちは戦争と全世界の女性人権が蹂躙されるすべての暴力に反対する。



 

2023412

韓国キリスト教長老会 女信徒会 全国連合会と第1591回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者一同

 

 


(訳 権龍夫)

 



主管団体紹介

 「韓国キリスト教長老会 女信徒会 全国連合会」は、キリスト教教団の中で韓国キリスト教長老会に属する女信徒たちの自律的な集まりで、生命、正義、平和を宣教の目的にします。韓国社会は、7080年代の独裁権力と資本主義、軍事主義、分断構造、家父長的文化にその基礎を置いています。この体制は人間を抑圧し、死の現実へ追いやる構造悪として作用すると見てキ長女信徒会は、人権回復運動、女性人間化運動、そして平和運動を長い間展開し、1980年代から始まった挺身隊問題論議と対策樹立のための活動にも初期から参加してきた団体です。