2023年4月19日(水)、第63回 定期水曜行動 in  新宿を行いました。

以下、その報告です。




■月間報告:池田恵理子さん



池田恵理子さん



・先頃、民主化が進むまでよく知られていなかった韓国のチェジュ4.3事件の75周年追悼式で行われたアート展に招かれて、済州島に行ってきました。元兵士・近藤一さんの追悼ビデオの上映を依頼されたからです。


チェジュ4.3事件でも、韓国軍が参戦したベトナム戦争などでも、加害証言をする元兵士や加害責任を問う姿勢が欠けていることに気付いた韓国の人たちが、「近藤さんに感動した」「韓国でもさらなる真相究明が不可欠だ」と語り、日韓交流を深めました。


済州島からの帰りにはソウルで正義連の1590回目の水曜デモに参加して、短い連帯のスピーチもしてきました。



・コロナ禍で日本の女性たちの貧困や非正規労働などの苦境が露わになってきた。性搾取の被害に遭っている少女たちを守り支援するコラボに対する妨害・攻撃が問題になっている。その具体的な内容は次に梁さんが話されます。



・また、日本ではあらゆる面で女性が差別的な立場に置かれているが、取組みが遅れている。日本が女性差別撤廃条約の選択議定書を批准していないことが大きな要因という詳しいお話が亀永さんからあります。



・沖縄に残留した「慰安婦」被害者のペ・ポンギさんを記念する「4.23アクション映画祭」が明後日から始まりますが、ペ・ポンギさんといえば、長年、聞き取りを続けられた川田文子さんが42日に亡くなりました。「慰安婦」問題では大きな功績を遺された川田さんでした。

心からご冥福をお祈りいたします。





■若年女性を性搾取から守るために:梁澄子さん




梁澄子さん



虐待などで家に居場所がなく、ここ新宿の歌舞伎町に集まる若年女性たちには、「お金が稼げるよ」「寝る場所があるよ」と性搾取の業者たちしか接してこない。「工場で働けば家にお金を送れる」と多くの「慰安婦」被害者が騙されたのと同様である。


新宿区役所の前に月3回、バス・カフェを仕立て、彼女たちを守る一般社団法人「コラボ」が昨年来、男性たちの攻撃にさらされている。最初は「都からの補助金の不正使用」とネットに流し、監査で不正はないと認められても拡散し続けている。妨害で、都はバス・カフェに場所を貸さないようになり、休止に追い込まれている。具体的には、『週刊女性』411日号 安田浩一さんの記事が一番よく分かるので引用しますと読み上げました。




 ■以下、読み上げた内容。記事「人間ドキュメント」より引用



「支援されてるって感覚を持たなくてすむ。それがすごく心地よかったんです」 そう話すのは時折、コラボでボランティアをしている、えまさん(25=仮名)だ。

 


8年前、コラボの存在をネットで知った。その日、えまさんは、死のうと思っていた。家で虐待を受け、施設に入っていたが、そこも追い出されて行くあてがなかった。住む家もなく、先の見えない人生が苦しかった。 「誰かに頼られているわけでも、誰かを頼っているわけでもなかった。だから死のうと思ったんです。



そんなときにコラボのことを知りました」《どうしてよいのかわかりません。首を吊って死のうと思っています》。そんな文面のメールを送った。「何も期待していなかった。というか、一種の挑発、どうせあんたたちも私のことなんて救えないだろう、という感じでした」



自殺はそれまでにも何度か試みたことがあった。


初めての経験は小学3年生のとき。母親が海外ルーツであることを理由にいじめを受け、学校の屋上から飛び降りようとしたところで先生に止められた。その年、将来の夢をテーマにした作文で、「いつか死にたい」と書いた。16歳のときには実際にマンションから飛び降りた。頭蓋骨骨折の大ケガを負ったが、奇跡的に命は助かった。本当に死ぬことのできる日を、その覚悟の固まる日を、ひたすら待つだけの人生だった。



「生きていること自体が何かの罰なんだと、そう思っていたんです」


死ぬ前の余興くらいの気持ちで、メールの返信に記されていたコラボの事務所を訪ねた。


そこで出会ったのが仁藤さんとコラボのスタッフたちだった。


 

気がつけば死ぬことを忘れていた


「説教くさい大人が対応するのかと思ったら、みんなコギャルっぽい人で。不思議と落ち着いた気持ちになったんです。諭す感じでもなければ、同情でもない。昔からの友人みたいに接してくれたんです。“私もそうだったんだよー”とか言いながら。


 

「なんかうれしかった」 気がつけば死ぬことを忘れていた。

「もっと一緒にいたい」。

仁藤さんたちが、そう思わせてくれたのだという。 その心地よさが忘れられなくて、いつしかコラボに通うようになった。



「そして福祉制度の存在などを知ることができたんです。私、行政とか福祉とか、そうした言葉が怖かったんです。人を苦しるものだと思っていた。でも夢乃さんが教えてくれた。どんな人にも権利があるんだよ、生きていくために必要だと思えば、のために権利を主張することができるんだよ、って」



仁藤さんやコラボと出会い、えまさんは変わった。福祉とつながり、生きるために利用できる制度を知り、そしてなによりも─。「生きていてもいいんだと思えるようになった」



えまさんは「誕生日を祝ってくれた」ことが何よりうれしかったと振り返る。「だって、誕生日がおめでたいだなんて思ったことがなかったから」



実はこの言葉、コラボを取材する過程で幾度も耳にした。街を徘徊し、絶望の底にいるときコラボと出会った少女たちは、一様に同じことを口にする。「誕生日って、生まれてきたことを恥じる日だと思い込んできた。親に祝ってもらったことなど一度もなかったし、今年も生きてしまったなあと暗い気持ちになるだけでした」 



仁藤さんは仲間や保護した少女たちの誕生日をすべて記録している。必ず祝う。そして「一緒に生きていこうね」と声をかける。「だから生きていこうと思う。コラボはそんな気持ちにさせてくれた」



えまさんは「私にとってコラボは大切な居場所なんです」と何度も繰り返した。



今は関西地方に住んでいるなおさん(22=仮名)は、少年院に入っているときに仁藤さんを知った。「少年院で夢乃さんの講演があったんです。年齢も近いし親近感を持ちました。院を出てから、住む場所もないしツイッター経由で連絡したんです


最初の印象は「とにかく食べろ、食べろとうるさい人」だったという。 「ファミレスで会ったんだけど、ダイエット中だからサラダしか頼まなかったら、怒ったようにもっと食べろと、やたらうるさい。何なん? この人って思った」



今にして思えばそれだけ親身になってくれたということだが、そのしつこさには「閉口することばかりだった」と、なおさんは話す。



「向こう(※仁藤さんのこと)は支援なんて気がないから、上からもの言うんじゃなくて、真横から突っ込んでくる。活動を手伝え、さぼるなと、ほんとうるさい。どこにも居場所なくて、援助交際したりして、おまけに少年院まで入ってるのに、たぶん、少しもかわいそうだとは思ってくれなかった(笑)」 その代わり、なおさんもまた、自分が持つべき権利と、必要な制度の存在を知った。

 


しつこさはヤミ金以上 



暴力や支配のない社会を目指して、仁藤さんは少女たちとともに声を上げ続ける(撮影/山田智絵)



 「それまでは市役所までの道のりすら知らなかったのに、いまでは福祉制度の概要を人に伝えることくらいはできるようになりました。しつこさはヤミ金以上だけど、誰よりも心配してくれる。それが夢乃さんという人だと思うんです」



同じように「コラボに駆け込んだことで、人生が変わった」と訴えるのは関東に住むみわさん(18=仮名)。この春から福祉系の専門学校への進学が決まっている。そんな進路を促してくれたのがコラボだったという。



やはり家庭での虐待が嫌で、児童相談所や友人宅を渡り歩いていた彼女も、ネット経由で仁藤さんと出会った。17歳にして「人生なんて終わってる」と思い込んでいたみわさんは、仁藤さんから「生きていくための選択肢がある」ことを教えてもらう



「私、何もできないと思っていたんです。進学なんて考えたことなかったし、学校の教師も児相の職員も最初から進学できなくても当たり前なんだという態度でした。



でも、夢乃さんは違ったんです。奨学金という制度のことなどを教えてくれました。権利と機会は誰にでも平等にあるのだと、熱く語ってくれたんです」

 


そんなみわさんも、今は社会の一部に存在するコラボバッシングに胸を痛めている。今年3月の高校の卒業式。親との縁が切れているみわさんは、保護者代わりに仁藤さんを連れていきたいと考えていた。しかし、担任の教師からこう言われた。



「卒業式、誰か連れてくるの? まさか仁藤さんじゃないよね。ネットで炎上してる人だよね? 絶対、学校の敷地内に入れちゃだめだからね」 





最後に、梁さんは攻撃者だけが攻撃者ではない。この教員のような人も攻撃の加担者です、と締めくくりました。





【参考】仁藤さんのツイッター(414)で、https://twitter.com/colabo_yumeno)(固定されたツィート)2023年度は、妨害の影響により東京都からの委託事業はなくなり、民間の助成金をもらえなくなり、すべてみなさんからの寄付で0から活動をして行かなければなければならなくなり、その状況は変わっていません。さらに表示をクリックすると詳しい現況報告があります。」と。

赤旗によると(https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-04-1/2023042113_01_0.html、今回は民間施設が協力を申し出て、419日、バスではなく、歌舞伎町から数百m離れた施設の屋上での再開となったとのことです。。






 

■ 日本政府は、女性差別撤廃条約の選択議定書を批准せよ

 亀永能布子さん(女性差別撤廃条約実現アクション・事務局長)






亀永能布子さん




 女性差別撤廃条約の選択議定書の批准がどのように皆さん一人ひとりに関係しているかを話します



ジェンダーギャップ指数(2022)は、日本は146ヶ国中116位。

これがどのくらい低いか、広島G7サミットの国で、ドイツは10位、フランス15位、カナダ22位、イギリス25位、アメリカ27位、イタリア63位、日本は116位とダントツの低さ。住みにくい国です。


今、G7議長国ならもっと指数を上げよ!「選択議定書」を批准せよ!と活動中です。


国際基準は女性差別撤廃条約です。これは女性の権利章典。国連で1976年に採択され、日本は1985年に批准し加入したので、すでに38年も経っているのに男女平等になっていますか?


真に平等になるためには、条約を批准するだけでは不十分です。女性差別撤廃条約と選択議定書はセットなのです。お配りしているリーフレットの中に、自転車の絵がありますが、後輪がないと前に進めないのと同じです。


日本はいまだに選択議定書を批准していません。政府に選択議定書を批准して!と20年以上運動してきました。「女性差別撤廃条約実現アクション」には多くの団体が参加し、この水曜行動を主催している連絡協議会、そしてwam、オール連帯も入っています。なぜかというと日本軍「慰安婦」問題解決にとっても選択議定書の批准は最も大きな意味を持つと思うからです。



では、批准したら、どういうことができるかと言えば、選択議定書に定められた「個人通報制度」を利用して、女性差別の被害を受けた被害者は、国連の女性差別撤廃委員会に「通報」して救済を訴えることができます。


通報を受けた委員会は、審査の上、締約国に意見・勧告を出すことができる。通報には条件があり、その国で利用し得るすべての国内的救済措置が尽くされた上で、ということで、例えば、裁判で最高裁まで争って敗訴してしまった、という場合などです。



最近のフィリピンの「慰安婦」被害者は、フィリピンが選択議定書を批准していること、フィリピンの最高裁まで争って敗訴したことで、「個人通報制」を利用できたのです。もし被害者個人が亡くなってしまった場合は、どうなるのか?と心配するには及びません。「個人及び集団、又はそれに代って提出することができる」となっているので、支援団体も可能です。



日本でも、男女の格差賃金、選択的夫婦別姓、婚外子差別などなどの問題の被害者も、選択議定書の批准を一刻も早く!と待っているのです。


なぜ、批准しないのか? 政府の回答はいつも同じで「研究中、検討中」ばかり。具体的な課題が一向に解決しないのは、日本の裁判所では、これらの問題の判決において、女性差別撤廃条約を判決の根拠としていないことがあると思います。

憲法で、条約が法律の上に位置するとあるのに、それを守っていない! 批准しないのは、個人が国連に通報すると、裁判所が困るからでしょう。



みなさん、女性があらゆる面で差別されない社会を築くため、性奴隷制の解決のためにも一緒にを進めましょう。

                       





サバイバーを記憶するー

    姜順愛(カン・スネ)さん:保田千世さん




保田千世さん




皆さん、セクハラに悩んでいる人はいませんか。

男女共同参画の資料によれば、5人に1人がDVに遭い14人に1人が性暴力の被害者ということです。

昔も騙されて同じような目に遭った被害者がいます。


順愛(カン・スネ)さんは、満13歳で警察と憲兵に、止める父を殴られて連行された。下関に着き、広島に移り、そこで半年ほど歌や日本語を習った。そして、その後ドイツの信託統治から日本が統治することになったパラオに連行された。そこに日本は海軍基地を置き、慰安所を設置した。パラオへの船の中で「帰してほしい」と言っても「帰してあげる」と言われ続けて、結局、コロールの高射砲部隊の「慰安婦」にされたのである(14歳)。



スネさんは、幼くて、被害が何を意味するかも分からず、ただ、「兵隊が押しかかってきた」としか言えなかった。足で蹴飛ばして必死に抵抗した。やがて、偉い兵隊を「お父さん」と呼んだ。そう呼ばれて(故郷の娘を思い出したのか)性行為を控えた人もいた。「中にはいい兵隊もいた」とスネさんは話した。


1944年、パラオに大空襲があり、そんな時もヤシの木の下でレイプされた。ジャングルの中で米軍の攻撃を何度も受け、弾丸の破片が身体に残っている。



 戦後、金学順さんの申告に影響を受けて申告した。199212月に神田パンセで「公聴会」があり、姜順愛さんは韓国人被害者として証言した。貧しくて学校に行けなかったスネさんは、論理的に語れなかったが、暴力で歯が無くなったと、入れ歯をガバッと外して必死になって証言した。

また、当時は植民地支配の時代のため、配給を貰う時、皇国臣民の誓詞(児童用)「私共は、大日本帝国の臣民であります。私共は、心を合わせて天皇陛下に忠義を尽くします。私共は、苦忍鍛錬して立派な強い国民となります。」を暗唱し、君が代を歌わないともらえない時代でした。


今、性暴力を受けている人は必死になって抵抗しましょう! 

国連の女性差別撤廃委員会などが何度も勧告を出しても、無視する日本政府です。

「慰安婦」問題は、過去の問題ではなく、現在の問題です



(文責:坪川)





当日配布したリーフ



*表紙の写真は韓国のサバイバー、姜順愛(カン・スネ)さん。
パラオに連行され、被害を受けました。(1928年生~2005年死去)







                         

 【リーフ内容



 

今、全国で 政府に 女性差別撤廃条約の 選択議定書の

 批准を求める運動が盛り上がっています !!

 


               

■ 女性差別撤廃条約とは?  男女の完全な平等の達成を目的として、女性に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念としています。加入国に、女性差別の法律や規則を廃止するだけでなく、日常に残る古い伝統意識(男の役割・女の役割等々)を改革するための措置をとり、女性があらゆる分野(政治、経済、社会、文化)で、男性と平等に人権や自由を行使し、自分らしく生きられるよう政策を実施することを決めています。この条約は30条あり、1979年国連で採択され、日本は1985年に批准(加入)したので、政府は女性の権利を保障する義務があります。



 

■ 選択議定書って何ですか?  条約の内容をより実効的に強化するために作られる文書で、条約と同じ効力を持ちます。女性差別撤廃条約の選択議定書は 1999年国連で採択され、個人通報制度と調査制度が定められています。現在、選択議定書は、女性差別撤廃条約の締約国 189 か国中 115 か国が批准していますが、日本は、いまだに批准していません! 




■ 選択議定書を批准すると、どういう良い点があるの? ず、日本の女性差別の現状はどうでしょうか。医学部入試で、女子受験生の得点を一律減点して合格者を減らしていた事件は典型的でしたね。普通に①賃金差(正社員):女性は男性の 77・6% 非正規雇用者の割合女性 532%、男性 214% ③女性国会議員(衆議院)99%(193国中165 位)④夫婦同姓を法律で強制するのは日本だけ!⑤婚外子差別 ⑥セクハラ等性暴力の多発 ⑦家事・育児の負担が女性に、等々日常的に差別が実感されます



  


■ まず、日本の女性差別の現状・実態を見てみましょう。 5年前、東京医大が医学部入試で、以前から女子受験生の得点を一律減点して合格者を減らしていた差別事件が発覚しましたね。 一般的には ①男女の賃金差(正社員)―女性は男性の77.6% ②非正規雇用者の割合―女性53.2%、男性21.4%  ③女性国会議員(衆議院)ー9・9%(193国中165位) ④夫婦同姓を法律で強制されるのは日本だけ! ⑤ 婚外子を差別する戸籍の記載 ⑥ セクハラ等々性暴力の多発と刑法の問題 ⑦ 女性支援に対する攻撃や女性議員へのヘイト ⑧ 家事・育児の負担が女性に多いなどなど、日常的に実感されていると思います。

 








選択議定書には、個人通報制度があります。例えば、日本が選択議定書を批准していれば、選択的夫婦別姓を要求して最高裁まで闘い、敗訴した人は(実際におられます)それで終わり!絶望!ではなく、国連の女性差別撤廃委員会に通報できます。それが審議された後に、委員会は日本政府に勧告を出します。人権侵害(夫婦同姓の強制)の理由となる法制度(民法 750 条)の改正を勧告するでしょう。政府が勧告に従い法を改正すれば、個人の救済はもちろん 、 別姓も選べる制度が実現し、社会がより平等に、女性が自由に生きやすくなります。しかし、日本は批准していないため、通報は出来ません。






個人通報制度とは、その条約違反を受けた被害者個人が、国連のその条約委員会に直接、通報し(訴え)、国際的な場で自分が受けた差別(人権侵害)の救済を求めることができる制度です。被害者は自国で利用できる救済措置を尽くした後であれば、誰でも通報することができます。





 


 

 イラストは「女性差別撤廃条約実現アクション」のリーフレットより。(HPを参照)

     


■ 世界では成果が出ています! 今日は特にフィリピンの「慰安婦」被害者24人が通報し、今年38日に委員会が勧告を出したばかりのホットな成果をお知らせします被害者たちは、フィリピン政府に対して、戦争中、日本軍による集団強かん・拷問による被害を日本が賠償するよう、日本政府に働きかけることを裁判で要求してきましたが、フィリピンの最高裁で却下されました。そこで2019年に女性差別撤廃委員会に通報したのです。 戦後も長く身体的・心理的、経済的影響に苦しめられてきたこと、フィリピン政府が私たちのために闘ってこなかったことが、私たちへの継続的差別をもたらした、と主張したのです。委員会は審査して、フィリピン政府に対し、以下のような勧告を出しました(画期的な勝利です)。


「フィリピン政府が日本軍による性奴隷制の被害者に対して、被った損害に対応する補償および社会的支援、社会認識を提供しておらず、その権利を侵害していると認定し、被害者を救済すること」 


男性のや胃液軍人は医療給付、老齢・障害年金など政府から榮譽ある待遇があるのに、彼女たちに平等に保護する穂ぷ率をつくらなかったと批判しました。勧告を受けて、法務大臣が調査チームを設置したことは大きな成果です!。



                           

 


■ 日本にも、左記のように女性差別がしぶとく残り、女性の悩みや苦しさは絶えません。早く選択議定書を批准して、個人通報を利用し、平等度146ヶ国中116位の汚名を返上し、ガラスの天井のない社会を目指しましょう!! このため、精力的に活動中の「女性差別撤廃条約実現アクション」は、政府に10万近い署名を提出し、地方議会の意見書採択も194議会に及びました。 今日は、共同代表のKさんのお話をお聞きください!