昨年末公開された2022改正教育課程で日本軍「慰安婦」問題をはじめとする過去史問題と近現代史に対する記述が大幅に削除され、論議が起きた。誰かが歴史教科書について関心を持って改訂された教科書の内容を見なかったならば、誰も気づかなかっただろう。日本軍「慰安婦」被害者たちは、日本の歴史教科書にこの問題を記述するよう30年以上もの間要求してきたというのに、自国の教科書から削除される痛みまで味わわなければならなかった。

 



歴史は簡素化できるものではない。


教育部はこの議論について教育課程の「簡素化」が理由だと説明した。歴史に重要でない出来事はない。誰が勝手に簡素化をするというのか。過去史問題削除は事実上過去史問題教育の重要性を縮小し、最終的にこれを消去しようとする歴史消去の問題である。これは戦争犯罪について謝罪しない日本政府に免罪符を与える行為だ。歴史から過去史問題を消去しようとする現政府は、過去史問題を解決する努力も意思もない反人権、反歴史的政府として歴史に残るだろう。

 


私たちは今よりもっと強く闘います。


政府が出した強制動員賠償方案や教育課程改正など、過去史問題に対する韓国政府の態度に正義記憶連帯をはじめとする市民社会団体は糾弾の声を高め、結局先週金曜日、教育部が中・高校歴史教科書に日本軍「慰安婦」問題を含む削除された内容を教科書「執筆基準」に明示した。市民の声が反映された結果だ。 


私たちの悲しみと怒りはいつまで続くのか。

政府はいつまで被害者の心を傷つけ続けるのか。私たちはこれからも継続して日本軍性奴隷制問題を絶えず話し、政府が試みる歴史歪曲と屈従的な解決方案には断固として拒否する。

 


私たちは次のように要求します。

 


一、韓国政府は日本政府に過去史問題に対する公式謝罪と法的賠償を要求せよ!


一、日本政府は過去史問題の責任を認め、歴史歪曲を止めろ!


一、日本政府は日本軍性奴隷制被害者たちに公式謝罪、法的賠償せよ!

 


202321

1581回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者及び

京畿青少年平和ナビ、京畿平和ナビネットワーク一同



(訳 方清子)