故・金学順(キム・ハクスン)ハルモニの勇気ある叫びの羽ばたき以降、19921月に始まった「日本軍性奴隷制問題のための水曜デモ」がいつの間にか30年の数多くの水曜日を送り、今日「第1549回」を迎えました。沢山の季節が過ぎ、平和路のアスファルトの上で続いた水曜デモは、家父長文化に抑えられ、社会と断絶したまま沈黙せざるを得なかった被害者たちを社会に表出させ、日本の植民地支配で踏みにじられた被害者の人権と名誉回復を越え、世代と国境を越え、女性人権と平和のための連帯と意思疎通の場へ、歴史教育の場へ、その意味を拡張してきました。




 現在もロシア-ウクライナ戦争と長期的なミャンマー内戦で、依然、暴力によって女性の人権が無残に蹂躙されています。これに私たちは世界各地で性暴力に晒され、魂まで踏みにじられる女性たちの、人権と平和のための苦しい闘いをしている被害者たちの平和に向けた羽ばたきに、共に連帯すると約束します。



ハンサルリムが目指す食卓の営み、農業の営み、生命の営みの基礎になる「生命、平和」の重要性を認識し、女性暴力と戦争のない平和な世界を築くため、日本軍「慰安婦」問題解決のために最後まで共にし、日本軍の蛮行と実情の記憶、日本政府の歴史歪曲の知らせ、戦争のない平和な世界に対する念願と、日本軍性奴隷制問題の正義ある解決のための行動を継続して行きます。



 日本政府の反省なき態度と深刻な歴史歪曲問題に加え、日本極右団体のユーチューブ冒涜映像や歴史否定勢力の攻撃と妨害が度を越しています。彼らは反省のない日本政府の立場を代弁し、歴史否定と性差別的な発言と騒音で、参加者と被害者たちを嘲弄し、水曜デモ精神を毀損しています。



 日本政府は歴史歪曲と被害者への侮辱を中断し、日本軍性奴隷制に対する犯罪事実を認定し、公式謝罪と賠償をして、法的責任を履行するよう促します。また韓国政府は、被害生存者の名誉と人権回復のため、正義と責任ある解決を積極的に実現させるよう要求します。



 私たちは、日本軍性奴隷制被害ハルモニたちの名誉回復と正義ある問題解決が実現されるまで、決して立止まりません。過去30年余り、共に闘ってきた全世界のすべての人の声を合わせ、戦争犯罪を認定しないまま、日本軍性奴隷制問題を歪曲する日本政府を糾弾し、次の通り要求します。




一、日本政府は日本軍性奴隷制の被害者に公式謝罪せよ!


一、日本政府は日本軍性奴隷制の被害者に法的賠償をせよ!


一、日本政府は日本軍性奴隷制問題を歴史教科書に記載し、教育せよ!


一、韓国政府は日本軍性奴隷制問題の正義ある解決のため、積極的に乗出せ!



2022622

1549回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者、並びにハンサルリム・ソウル生協一同



(訳 権龍夫)




水曜デモの動画

https://youtu.be/jDB70gJg0NQ