〈ドイツ・ベルリン〉[女性新聞 単独] 韓国保守団体ベルリン少女像撤去要求論議・・・コリア協議会「平和集会」で対抗する
イ・カラム自由寄稿家 2022.06.15
産経新聞「韓国『慰安婦詐欺清算連帯』少女像撤去のためにドイツを訪問」
25~30日コリア協議会などドイツ市民が参加する平和集会を予定
「歴史を否定して虚偽事実を流布する愚行をともに阻止しよう」
写真:ドイツ・ベルリンミッテ区に設置された日本軍「慰安婦」被害者を象徴する「平和の少女像」に花飾りが置かれている。
韓国保守市民団体である「慰安婦詐欺清算連帯」が来たる25~30日ドイツ・ベルリン「平和の少女像」撤去を要求すると発表される中、ベルリン少女像を建てて先頭に立って守ってきたベルリン在住同胞たちが少女像の前で平和集会を行う計画だ。
在独市民団体コリア協議会の韓静和(ハン・ジョンファ)代表は「私たちもその期間にデモを申し込んでいたが、韓国の団体がすでに集会申告を要請して少女像にもっとも近い場所を先行確保した状態」として「コリア協議会は海外同胞とドイツ市民、そして人権団体<極右に反対するおばあさんたち(OmasgegenRechts)>、ホロコーストなどの歴史を歪曲する団体を批判する市民団体<デモ ティッカー(Demo Ticker)>等と共に平和的手段で少女像を守る予定」と明らかにした。
さらに「歴史を否定して虚偽事実を流布するこれらの愚行を阻止しなければならない」として「多くの市民が参加して正義と真実を守るために声をあげてほしい」と要請した。
平和の少女像は2020年9月25日、在独市民団体であるコリア協議会の主導の下に1年期限で設置された。日本政府がドイツ側に撤去を要求し、ミッテ区庁は設置2週目に撤去命令を下した。だが、コリア協議会が少女像撤去命令効力執行停止申請を行って法廷闘争にうって出て、ドイツ市民社会も批判したことでミッテ区は存続の決定を下した。ミッテ区庁は昨年区庁都市空間芸術委員会の勧告に従って設置期限をさらに1年延長した。
だが、岸田文雄日本総理が直接オーラフ・ショルツ ドイツ総理に少女像撤去を要求して少女像の運命は楽観視できなくなった。
現在のコリアン協議会はベルリン・ミッテ区庁「平和の少女像」を守るための署名運動を行っており、全世界市民の署名を受付けている。
△ベルリン平和の少女像を守る署名運動
●撤去危機に置かれたベルリン平和の少女像を守りましょう!
写真:ベルリン少女像を守るために去る2020年10月31日ミッテ区で平和の少女像前に集まったコリア協議会会員たちとベルリン市民ら。
一方、14日産経新聞など日本の報道によれば韓国の保守市民団体である「慰安婦詐欺清算連帯」が来る25日から6日間ベルリンを訪問する。彼らはミッテ区庁関係者とベルリン市議会に「平和の少女像」撤去要請声明書と意見書を提出して記者会見を開く計画だ。
日本のメディアは「慰安婦詐欺清算連帯」が同じ時期、主要7ヶ国(G7)首脳会議参加のためにドイツを訪問す岸田総理にとって強い応援軍になるだろうと見通した。
「慰安婦詐欺清算連帯」は日本軍「慰安婦」水曜デモに反対してきたお母さん部隊、慰安婦法廃止国民行動、自由青年連盟が今年1月に立ち上げた連合団体だ。
出処:女性新聞
(訳 方清子)
〈原文〉
http://www.womennews.co.kr/news/articleView.html?idxno=224686