〈正義連〉第1652回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 週間報告(2024.6.12)
少女像に対する攻撃とテロが深刻なレベルです。
赤色で撤去と書かれたマスクと黒いビニール袋が少女像にかぶせられ、軽蔑と嘲笑が混じった嫌悪感を与える書込みがSNSに掲載されます。
2024年2月から始まったこの疑似テロ行為はすでに50回を超え、撤去を求めるデモも10回以上に及びます。昨日(6/11)も驪州(ヨンジュ)と楊平(ヤンピョン)で少女像が攻撃されました。
このようなテロを行う者たちは誰でしょう?
彼らの目的は何でしょう?
ベルリン市長の少女像撤去発言と韓国各地の少女像テロは無関係ではありません。
水曜デモの場所を侵略して攻撃する者たちと、露骨に歴史を否定する極右集団、巧妙に歪曲してもっともらしく飾る学者たちも全く別の集団ではありません。 韓国の歴史否定論者、日本の右翼歴史修正主義者、アメリカの親日極右研究者たちも完全に個別の集団ではありません。
「太平洋戦争の慰安婦が単純な売春婦であったのは簡単で当然の歴史的事実です」。数日前、マーク・ラムザイヤー・ハーバード大学「三菱日本法学教授」の<国家基本問題研究所>日本研究賞受賞での主張です。国家基本問題研究所は、右翼ジャーナリストとして有名な桜井よしこが2007年に設立した団体です。
さる2021年には、右翼歴史修正主義者で有名な西岡努の「捏造された徴用工問題」を韓国語に翻訳して出版した功績で、李宇衍(イ・ウヨン)洛星台経済研究所員とメディアウォッチの黄意元(ファン・ウィウォン)代表取締役に日本研究賞特別賞を授与したことがあります。
戦争犯罪国で、二次害者である日本政府、処罰されずに代々権力を享受している戦犯の子孫、彼らに屈従し、媚びを売り、依然として植民地朝鮮に住んでいる反国家主義者、時代錯誤的なグローバルファシスト、女性ヘイト主義者、お金さえあれば何でもする行動隊長たちはすべて繋がっています。
彼らの目的は単に少女像を撤去することではありません。
少女像に込められた意味と象徴の根源を根本的に取り除こうとするものです。 日本軍性奴隷制の真実、全世界に向けて真実を叫んだ女性たちの声、否定と歪曲の前に私の存在が証拠だと勇気を持って立ち上がった女性たちの歴史を取り除こうとするものです。
女性たちの声が別の声につながり、女性たちの記憶が別の記憶につながることを遮断しようとするものです。
しかし私たちは屈服しません。
昨日6月11日は、日本軍「慰安婦」被害者保護法制定31年になる日でした。正義記憶連帯は、全国の少女像関連市民団体と被害者支援団体、共に民主党、祖国革新党、進歩党、基本所得党、社会民主党の国会議員とともに、国会前で少女像テロを糾弾し、日本軍「慰安婦」被害者保護法改正を求めて記者会見を行いました。
暑い天候の中、被害生存者の李容洙(イ・ヨンス)ハルモニと多数の市民が参加し、全面的に歴史否定を非難し、歴史正義を守り、被害者保護を強化するために日本軍「慰安婦」被害者保護法の改正を求めました。
国会議員たちも第22代国会で必ず法律が改正されるよう努力すると約束しました。
もちろん、法一つが改正されたからといって、悪の根源まで除去できません。 女性の経験と声、存在そのものが不当に消されたり、攻撃されないようにするための最小限の防衛策に過ぎません。正義記憶連帯はこれまで同様、これからも日本軍性奴隷制の真実を守り、知らせ、歴史に深く刻み込むために先頭に立つことを誓います。
世界中の正義の市民が共に行動してくれることを信じています。
2024年6月12日
正義記憶連帯理事長 李娜栄(イ・ナヨン)
(訳 権龍夫)