日本からも参加


 

再び悲惨な戦争の時代です。ロシアとウクライナ間の戦争が続く中、ハマスのイスラエル攻撃とイスラエルのガザ地区への空爆と侵略が続いています。1万人を超える女性や子ども、民間人が無惨な死を遂げています。覇権争奪のための軍備競争と強対強の対立が全世界的に繰り広げられる中、韓半島をめぐる国際秩序も揺れ動いています。韓半島周辺のいわゆる「4強」、米国と中国、ロシアと日本は、国際秩序再編に関連した戦争と対立に直接的・間接的に関与しています。その影響がいつでも朝鮮半島の武力紛争につながる可能性があります。

 


何よりも、韓半島の不法占領と植民地支配、強制動員と性奴隷制、民間人虐殺の主犯、反人道的戦争犯罪に対する徹底的な懲罰はおろか、免罪符を与え、韓半島を分断し、これまで韓国を「不完全な主権」の状態で縛ってきた帝国主義者たちが、再び兄貴分として強く結束し、過去の栄光を再現しようとしています。 

 


この厳しい時期に、平和指向のバランス外交で紛争を最大限に抑制すべき韓国政府は、むしろ北朝鮮を「絶対悪」と規定し、「対米追従」と「対日屈辱」の姿勢で一貫し、破滅の道を歩んでいます。歴史正義は崩壊し、平和は危うくなり、民主主義と人権は根底から揺らいでいます。実に嘆かわしいことです。

 


生前、日本軍性奴隷制被害者たちの一貫した願いは、平和な世界で私たちの若者が日本の人々と肩を並べて堂々と生きる姿でした。より平等な世の中で、女性と子供たちが自分の能力を存分に発揮して生きることを望んでいました。二度と悲惨な侵略と侵略の時間が繰り返されないことを切に願いました。 その前提条件は、加害者が自らの過ちを直視し、責任を負うことでした。今日の私たちの現実は、その願いからあまりにも遠く離れています。

 



それでも、絶望と挫折の泥沼で悲観したり、冷笑的な態度で黙過できません。 一歩前進して二歩後退し、ようやく前進しても後退を重ねる状況でも、遠い正義の丘に到達するために命をかけて歩んできた私たちの先輩たちを想起しましょう。自分たちのせいではないのに、力を尽くして真実を明らかにし、歴史的責任を負おうとした日本の市民を忘れないでください。私たちが孤独で苦しい時、私たちの声があまりにも微弱な時、喜んで手を差し伸べて声をあげてくれた世界中の市民を忘れないでください。

何よりも、氷のように冷たい現実の壁を突き破り、世界に堂々と出てきて私たち全員を目覚めさせた勇敢な被害者たちを記憶しましょう。 彼らの勇気と知恵が、情熱と献身が今日の私たちを存在させました。



再び厳しい風が吹きつける水曜デモの季節がやってきました。 私たちは退行する現実に屈することなく、侮辱と嫌悪の強風に揺らぐことなく、きっと訪れるその日への願いを胸に抱き、共に力強く歩みましょう。熱い連帯で平和路を熱くし、この冬を炎のように乗り越えましょう。

 



2023118

正義記憶連帯 理事長 李娜栄(ナヨン)



(訳 権龍夫)