人権平和運動家の金福童さんが勝った。

日本政府は大韓民国高等裁判所の判決に基づき

被害者と遺族に直ちに謝罪し、賠償せよ!

 


本日(1123)、ソウル高等法院民事33部は、日本軍「慰安婦」被害者10人と遺族10人による日本国に対する損害賠償請求訴訟の一審棄却判決を取り消し、原告勝訴判決を下した。

 



30年以上にわたり日本政府の公式謝罪と法的賠償を要求してきた日本軍「慰安婦」被害者たちは、屈辱的な2015年の日韓合意以降、201612月、人道に反する重大な人権侵害事件に対する最後の手段として韓国裁判所に民事訴訟を提起した。しかし、被告である日本政府は裁判手続きを遅らせ、ソウル中央地方裁判所は訴訟提起から5年後の20214月、「一国の主権行為を他国の裁判所で裁判することはできない」という国家免除を理由に却下判決を下した。


201612月の訴訟当時、2015年日韓合意無効化のために米国、国連、日本など世界各地を回り、活発な活動をされていた金福童ハルモニがすでに故人となられた後の判決であり、当団体は司法の不当な判決に対して悲しみとともに怒りを覚えた。

 


しかし、本日の控訴審は、1審判決とは異なり、被告日本国が当時占領していた朝鮮半島で原告を拉致・欺瞞・誘引し、「慰安婦」生活を強要した行為を違法行為として認め、損害賠償するよう判決をくだした。

 


私たち金福童の希望に属するすべての構成員は、この判決を積極的に歓迎し、日本政府と韓国政府に次のように要求する。

 


日本政府は被害者と遺族に直ちに謝罪し、賠償せよ!


韓国政府は、強制動員最高裁判決の履行過程で示したように、司法の判決に不当な介入をせず、司法の判決に基づき、被害者の賠償権が実行されるよう、すべての外交的努力を尽くせ!

 


20231123

非営利民間団体 金福童の希望


(訳 方清子