金ヨンラン記者 (自主時報 2023/07/07 ) 

 



         ソ・ミン檀国大教授



尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員は、ソ・ミン檀国大教授を訴えた名誉毀損損害賠償訴訟で一部勝訴した。



大田地方裁判所天安支部民事4部は7月6日、ソ・ミン教授に対して尹美香議員に虚偽の事実で名誉を毀損し、侮辱的な人身攻撃で人格権を侵害したとし、500万ウォンを賠償するよう判決を下した。



ソ教授は20218月、自身のブログに正義記憶連帯が「慰安婦」ハルモニたちが亡くなるたびに葬儀費を徴収したが、当該病院では葬儀費を一銭も受け取らなかった。しかし正義連が葬儀費を支出したように偽装し、尹議員が個人的に流用した疑いがあるとの文章を掲載した。




尹議員は、ソ教授が検察の公訴状にもない虚偽を書いて深刻な名誉毀損をしたとし、違法行為による損害賠償を請求する民事調停を申請した。しかし調停が決裂し、民事訴訟になった。



さる5月に大田地方法院天安支院はソ教授に対し、尹議員に500万ウォンを支払うよう和解勧告を出した。



しかしソ教授が異議を申し立て、今月6日に裁判が開かれた。これに対し、裁判所はソ教授が尹議員に500万ウォンの賠償をするよう宣告した。



裁判所は「ソン教授の文章は、尹議員が正義連代表として市民から集めた葬儀費を個人的に流用した疑いがあるという具体的な虚偽を記載して名誉を毀損した」と判決理由を述べた。



続けて、「葬儀費を個人的に流用した疑いがあるという表現は、多少の誇張を越えて事実を歪曲する行為で、虚偽を公表したと見ることができる。ソ教授の行為は、尹議員に対する侮辱的で人身攻撃に該当する表現を意図したもので、「パワーブロガーとしての地位を維持するために刺激的な表現を意図的に使用して違法行為を構成した」と判示した。



尹議員は「今回の判決は、事実確認もしないで虚偽を流布し、名誉毀損訴訟過程では公益目的だったと言い張る無自覚な行為に鉄槌を下したものだ」とし、「パワーブロガーの無分別な疑惑提起と、事実確認なしに虚偽を流布する行為はあってはならない」と明らかにした。



(訳 権龍夫)