今日(712)、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田首相がNATO首脳会議が開かれるリトアニアで首脳会談を行う。尹錫悦政権になって6回目の公式会談だ。報道によると、福島の汚染水排出問題が主要議題だという。名前を明かす勇気がない大統領府のある高官は、日韓首脳間の連帯を誇示し、「3月以降、日韓関係が正常化した」と述べた。「福島の汚染水は12-3年前に起きた自然災害」であり、「今回の汚染水放出」を「信頼醸成の機会として活用すればいい」として「日本と韓国は同じ立場」と強調した。

 

彼らの「日韓連帯」とはそういうものだ。

 

戦争犯罪に対する反省はおろか、朝鮮半島の民衆を軽蔑し、歴史を消し去り、歪曲してきたふがいない日本の立場に一方的に同調することだ。

大韓民国国民の圧倒的多数が信じられないというIAEA報告を「謙虚に受け入れ」、地球のすべての生命を相手にした日本の低強度核テロ行為に国際的な代弁者として乗り出すことだ。大韓民国の最高裁判決を形骸化し、憲法も無視し、被害者の人権も踏みにじって侮辱してでも、日本の念願を一方的に聞き入れることだ。国連などの国際機関はもちろん、大韓民国政府自身が問題があると自白した「2015韓日慰安婦合意」を最後まで撤回してでも、日本によく見えるようにすることだ。墓の中の親日派まで引きずり出して美化し、私たちが苦労して築いてきた歴史を崩しながら、「韓半島の違法強占、強制動員、日本軍性奴隷制否定」という日本の3大嘘をすべて韓国の「真実」として押し付けるのだ。そのためにニューライト、反民族極右、冷戦反平和、反民主主義勢力を前面に押し出し、軍事独裁時代への回帰を超えて、朝鮮総督府時代への退行も辞さないのだ。抵抗する民衆の口をふさぎ、手足を縛り、批判的なマスコミを統制し、弾圧しなければならないのだ。

 

結局、彼らにとって日韓関係の「正常化」とはそのようなものだ。

 

韓国の経済も安全保障も平和も人権も領土主権もすべて危険に落とし入れて、日本の野蛮な軍国主義の道を開き、未完の日本帝国主義の欲望を実現させることだ。過去を葬り、今日を縛り、未来を植民地化しようとする日本の策略に大韓民国が積極的に参加しているのだ。

 

しかし、私たちは知っている。

 

最低限の体面と偽善の仮面もつけずに堂々と、大韓民国を根底から揺るがすことに敢えて加担する者、朝鮮総督府時代への郷愁と軍国主義・帝国主義日本への崇拝に満ち、親日が民族のためだと誤魔化す者、自己のアイデンティティを否定しながらまで日本の味方になろうとするこの哀れで可哀想な者たちは、事実の記録と記憶を恐れる者、自ら犯した過ちを恐れて真実を隠そうとする者、妄想に満ちた無知な者であることを。

 

私たちは知っている、彼らが近い将来、歴史の法廷で厳しい審判を受けることを。

 

そのために、今日も私たちは真実を語り続ける。

性暴力、性的搾取、戦時中の性暴力...いかなる公式的な法と制度、社会的認識がない時、恐れずに勇気をもって真実を語った日本軍性奴隷制の被害者たちを思い起こし、今日も一歩、また一歩と真実を積み重ねていくことを誓う。

 



2023712

正義記憶連帯 理事長  李娜栄(ナヨン)



(訳 権龍夫)