正義記憶連帯 理事長  李娜栄(ナヨン)さん





 

すべてが明確になった。 

 

尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の馬鹿げた行動の末に、衆口難防の右往左往の屈従外交の目的が明確になった。政権継承委員会時代からずっと主張してきた「2015日韓慰安婦合意の遵守」、強制動員など対日歴史問題と懸案事項を結びつける「一括解決方式」の解決が何のためか、その実体が明確になった。

 


米国と日本の利益に徹底的に忠実であること、民生も国民の安全も生命もすべて顧みないで、朝鮮半島の平和と民主主義のために先人たちが流した血痕も消し去り、遂には民族の自尊心と国益を捨てることである。

 


そのために反民族、反民主主義、反人権、反平和勢力を前面に据え付け、抵抗する国民の首を絞めあげるのだ。


日本国と日本戦犯企業の罪科を消すために「第3者弁済」という奇妙な解決策を出し、国民の血税で大規模な弁護団を編成し、これを拒否する被害者たちと闘うと宣戦布告する。


韓国の行政府が広報映像を作って、日本の福島汚染水の海洋投棄を積極的に支援する。豪雨で多くの人々が死傷し、家と職場を失った国家的災害状況にもかかわらず、他国に飛んで「死即生、生即死」を叫び、米国の行動隊長としての決意を示すことだ。


セウォル号事件を嘲笑し、梨泰院(イテウォン)の慰霊所で死者と遺族を侮辱し、水曜デモの傍らで被害者を攻撃する極右ユーチューバーを多数諮問委員として採用した極右団体に国庫23億ウォンを支援することだ。


大統領とその周辺人物が直接、日本軍国主義の被害者たちを邪魔者扱いし、平和・人権・労働団体を反国家勢力に追い込み、様々な口実を並べて締め上げる。国と民族を売り渡すことに先頭に立った親日派を大量に墓場から引き出して崇拝の列に入れ、反統一ニューライトの人物を統一部長官に座らせようとしている。


そして昨日18日、北朝鮮全域を核ミサイルで攻撃できる米国の原子力潜水艦ケンタッキー号が釜山作戦基地に入港した。

 


どうして大韓民国がこのような状況になったのか?

 

帝国主義国家の操り人形と私益追求に一片の羞恥や躊躇、最低限の弁明もない。前言撤回や人面獣心ぶりはまさに歴代級だ。薄っぺらな包装紙さえ投げ捨てて、ひたすら(韓米日)一体だと強弁する。朴正煕軍事政権以来、過去のどの保守政権がこれほど恥知らずで大胆だったか。

 


それでも私たち市民は茫然自失、無策で黙過できない。


不正の連鎖が満天下に明らかになり、その結節点が明確になった分、私たちの決意と行動の方向も明らかになった。


来る814日は11回目の世界日本軍「慰安婦」メモリアル・デーだ。(慰安婦問題を)否定し続ける日本に憤って勇気を振り絞ったという金学順(キム・ハクスン)、日章旗を見るだけで胸が苦しくなるという金学順、死ぬ前に戦争犯罪の最高責任者である日王(天皇)の謝罪を受けたいという金学順。


その勇気と願いを記憶する私たちは、どんな苦難と苦痛にも屈せず、女性、人権、平和、歴史正義、民主主義、民生、生態、すべての進歩的価値を現実に実現させようとする世界中の市民とともに、鉄鎖のような連帯で堅固に前進していく。

 


2023719

正義記憶連帯 理事長  李娜栄(ナヨン)



(訳 権龍夫)