ベルリン・ミッテ区の平和の少女像『アリ』が、昨年1017日未明にミッテ区役所によって突然撤去されてから3か月過ぎて、市民のもとに戻ってきました。『アリ』は、以前設置されていたブレーマー通りとビルケン通り(Bremer Straße / Birkenstraße)の交差点から徒歩3分の距離にあるZK/U(アート・都市学センター)の許可を得て、今後1年間、都市学センター前に一時的に設置される予定です。除幕式は2026122日(木)、現地時間1930分に行われる予定です。




 正義記憶連帯は、平和の少女像『アリ』が再び市民の傍に戻ったことを心から歓迎します。今回の再設置は、日本政府の継続的な外交的圧力や設置妨害にもかかわらず、コリア協議会などドイツ市民社会、芸術家、人権活動家、そして世界の市民の連帯と支持によって実現した貴重な成果です。『一時設置』という制約はありますが、『アリ』の今回の帰還は、歴史を消そうとする政治的抑圧が強まるほど、歴史を記憶し守ろうとする市民の力と連帯がさらに強固になる事実を明確に示しています。

 


平和の少女像を目の前から消せば歴史も消えるという日本政府の態度は明らかな誤った判断であり、もはや捨てるべき妄想です。『アリ』が撤去された後も、その場所は決して空虚ではありませんでした。現地住民たちは定期的に花や手紙をそえて『アリ』を追慕し、撤去の不当性を指摘し、消されない歴史と責任に対する『アリ』の叫びを静かだが確固として受け継いでいます。




 日本政府は日本軍性奴隷制度の歴史的事実を否定し、責任を回避し、平和の少女像設置を妨害する行為を即刻中断すべきです。歴史の否定と記憶の抑圧は、国際社会の信頼を損なうだけでなく、被害者たちの尊厳を再び侵害する暴力であることを肝に銘じるべきです。

 


正義記憶連帯は、ベルリン・ミッテ区の平和の少女像『アリ』の恒久設置をはじめ、世界各地に建立された平和の少女像が歴史の正義を守り、人権と平和の価値をより広く普及させることができるよう、引き続き努力していきます。また世界中で日本軍性奴隷制の被害者の尊厳と記憶を守る市民たちと固く連帯していきます。




2026121

日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯



(訳 権龍夫)