12月17日18時30分、JR新長田駅南側広場にて、203回目となる神戸水曜デモを開催しました。おもったほどには寒くない夜で、8人の仲間とともに元気いっぱいに日本軍「慰安婦」問題の解決を訴えました。
いつものようにFさんの水曜デモの歌でスタートです。
続いてDさんのアピールです。
今年は昭和100年、来年は昭和100周年ということで、政府は来年4月29日に「昭和100年記念式典」を挙行します。昭和を記憶し称えようという事業が進んでいますが、日本軍「慰安婦」問題の側面からみた昭和とは、女性たちを慰安所に閉じ込め、そして被害者に沈黙を強いてきた時代です。そして昭和とは時代区分ではなく、昭和天皇の在位を示す言葉にすぎません。昭和天皇の戦争責任を問うことなく昭和を祝うなど、ありえません。
姜徳景さんが描いた「責任者を処罰せよ」と、2000年女性国際戦犯法廷判決を取り上げ、昭和天皇は有罪であり、今こそ責任者処罰を問うべきだと訴えました。
アピール原稿を共有しますので、ぜひともお読みください。
https://note.com/redress814/n/n62d48756fe56
このアピールを受ける形で、Fさんが替え歌によるアピールを行いました。平田隆夫とセルスターズの「ハチのムサシは死んだのさ」の替え歌の「昭和天皇死んだのさ」と沢田研二「危険なふたり」の替え歌の「危険な日本」の2曲です。
昭和天皇死んだのさ お堀に囲まれ城の中
バブル経済真っ盛り 89年正月に
天皇ヒロヒト向こう見ず 白馬に股がり大元帥
八絋一宇の夢を見て アジア全土に侵略さ
昭和天皇死んだのさ 下血と輸血を繰返し
自粛自粛で真っ暗な 89年正月に
昭和天皇死んだのさ 現人神(あらひとがみ)が死んだのさ
広いアジアに爪のあと 責任とらずに死んだのさ
天皇ヒロヒト向こう見ず 原爆落としたアメリカと
仲良く手を組み言ったのさ ヒロヒマ、ナガサキ仕方ないと
昭和天皇死んだのさ 確かにヒロヒト死んだのさ
やがて責任問われてく 89年正月に
続けてKさんから謝罪の意味について訴えました。
謝罪は被害者が納得して初めて意味を持ちます。「いつまで謝罪するのか」「もう謝罪したから必要ない」という主張は、その謝罪が本当の謝罪ではないことを意味しています。自身がやったことに対する責任を取ろうとしないことは、とても恥ずかしいことです。歴史を改ざんし捏造するのではなく、正しい歴史を子どもたちに教えていきましょう。旧日本軍がどれだけえげつないことをしなのか、しっかり教えていきましょう。そして高市政権に、しっかりと謝罪させましょう。
最後にTさんから、高市首相の台湾有事発言を批判し、発言撤回を求めました。
台湾と中国が戦争になった時、日本も参戦する、そんなことを許してはなりません。
明治以降、日本は侵略戦争を繰り返してきました。もう二度と戦争を繰り返してはない、80年前にそう誓い、憲法9条があります。日本軍「慰安婦」問題は言うに及ばず、戦争被害者がたくさんいるにもかかわらず、一切の謝罪、補償はなされていません。なのにいままた侵略戦争の道へと一歩進もうとしています。
辺野古新基地建設が進められ、琉球弧の軍事要塞化が確実に進んでいます。来年は高市政権がますます軍拡を推し進め、増税を行い、スパイ防止法など戦争のための法整備をしようとするでしょう。許していてはいけません。過去の戦争を自分事としてとらえ、高市政権の戦争政策に反対しましょう。
最後にFさんとOさんが「岩のように(바위처럼)」を踊り、戦後80年最後の神戸水曜デモを終えました。
戦後80年は終わりますが、昭和100年は残念ながら来年も続くことになります。そして来年も高市政権による戦争政策と軍事拡大は進むことになりそうです。
継続して声をあげ続けることが平和な未来につながると信じて、2026年も神戸水曜デモは続きます。
次回は1月28日(第4水曜日)18時半から、場所は未定です。
平和を希求するみなさん。ぜひとも神戸水曜デモにご参加ください。