「二度と戦争をしてはならない。被害を繰り返してはならない」と全身全霊で闘い「私についてきなさい。私は希望を掴んだ」と最後まで、平和と希望を訴え続けたドキュメンタリー「金福童」の上映会を行います。





〇日時  5月27日(土曜)

〇上映  15:00(開場14:40)

〇トーク 16:50~

   オンライン・トーク

     方清子(パン・チョンジャ)

         (日本軍「慰安婦」問題関西ネットワーク)


〇入場料 当日1000円(前売り800円)

    ユース500円、18歳以下無料


〇会場 北海道高等学校教職員センター4階大会議室


〇問合わせ先

       ギャラリー茶門

       090-6446-3974(チョキム)


〇主催

・日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす北海道の会

・日本軍「慰安婦」問題解決全国行動





壮絶な生があり、希望に満ちた死があった。


その死を悼んで「女性人権運動家・金福童市民葬」には6千人が集まった。

人々はなぜそれほどまでに彼女を慕い、敬い、その死を惜しんだのか。

その理由が今、明かされる。

日本軍性奴隷の被害を乗り越えて、人々に平和と希望の尊さを訴え続けた金福童。

韓国映画『金福童』は、その闘いの軌跡だ。



 

<金福童さんについて>


 14歳で連行され、中国、シンガポール、インドネシア等の戦場を連れ回された。1992年、周囲の反対を押し切って名乗り出た。


2010年より、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)のシェルター「平和のウリチプ(我が家)」で暮らして以降、その発言と行動力で人権活動家と呼ばれた。


201238日、国際女性デーに吉元玉(キル・ウォノク)ハルモニとともに「ナビ(蝶)基金」を設立。コンゴ、ウガンダ、ナイジェリア、シリアなどの紛争地で性暴力被害に苦しむ女性や、ベトナム戦争の時、韓国軍による性暴力被害に遭った女性たちを支援。


2015年の「日韓合意」には、「お金で歴史を売った」と抗議し、政府を提訴するなど先頭で闘う。


病に苦しみながらも、朝鮮学校の子どもたちを支援しようと「金福童の希望」基金を設立し、亡くなられる直前まで日本を訪れ子どもたちの羽ばたきを励ました。

 



●日本社会で続く少女や女性への暴力、性的搾取の現状に暗澹たる気持ちになる時、金福童さんを思い出す。金福童さんの勇気と愛と、諦めずに闘う姿を。諦めてはいけない、諦めたら、なかったことにされる。金福童さんは全身でそれを教えてくれた。(仁藤夢乃・一般社団法人Colabo代表)




●長期に亘る安倍政権が強いた絶望はどれほどのものだったか。それでも、金福童さんは声をあげ、希望を掴もうとした。だから、私たちは諦めるわけにはいかないのだ。金福童さんの最期の闘いを、鮮明に強く、残していこう。(北原みのり・希望のたね基金理事)