〈正義連〉第1597回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 声明書(主管:水原平和ナビ)
5月24日、今日は平和と軍縮のための世界女性の日だ。1981年から平和を願う世界の人々が力を合わせ始めたこの日、水曜デモを行う私たちの心情はまず沈痛だ。平和への第一歩は、暴力と人権蹂躙の歴史に対する熾烈な反省であるにもかかわらず、韓日両政府は依然として日本軍性奴隷制問題解決のためのいかなる努力も見せていないからだ。G7首脳が広島の原爆犠牲者慰霊碑に頭を下げたことはそれなりに意味のあることだが、日韓首脳が真正性を疑われないためには、必ず解決すべき問題から目を背けてはならない。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府はこの1年間、全く逆の方向に歩んできた。尹錫悦大統領は当選者だった頃、日本軍性奴隷制問題について「日本の謝罪を必ず引き出す」と誓った。しかし、就任1年が過ぎた時点で「過去の歴史が完全に整理されなければ、未来の協力のために一歩も踏み出せないという認識から脱却しなければならない」と公に明言した。
大多数の国民は「完全な整理」と「一歩も踏み出せない」という認識にとらわれたことはない。最善の努力をしてほしいということであり、日本政府の真摯な姿勢で未来の関係を開いてほしいと願っただけだ。それなのに、何の努力もせず、日本政府が何の反省も謝罪もしない状況で、自ら「白旗投降式」外交を展開し、強引な論理を展開する尹大統領と政府の退行的な言動に驚きと怒りを覚えるばかりだ。
尹大統領は就任以来、機会あるごとに力による平和以外はすべて「偽の平和」と主張してきたが、水曜デモは1597回に至るまで「平和的手段による平和」を叫んできた。被害者のハルモニたちに心から頭を下げて謝罪することはその第一歩だ。小さく弱い叫びだが、平和と軍縮を願う世界の人々の反応と連帯の流れに寄与してきたと私たちは信じている。力による冷戦構造に回帰しようとする動きが明らかになったこの時期にこそ、水曜デモと世界平和女性の声を大きく響き渡らせるべき時である。ここに私たちはあらためて叫ぶ。
- 韓国政府は日本政府に公式謝罪と法的賠償を強く要求せよ!
- 日本政府は韓国政府の低姿勢に便乗せず、自からの戦争犯罪を明確に認めよ!
- いかなる暴力にも反対し、平和は必ず平和的な手段で追求されなければならない!
- 私たちは、平和と軍縮のための国際連帯に常に先頭に立つことを表明する!
2023年5月24日
水原平和ナビ及び第1597回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者一同
(訳 方清子)