〈報告〉インドネシア・南スラウェシの日本軍「慰安婦」被害者への緊急支援プロジェクト2021ー被害者たちの近況ー
みなさん、インドネシア・南スラウェシの日本軍「慰安婦」被害者へのカンパをお寄せ下さいましてありがとうございました。
カンパの総額は748,550円、手数料含めた支出は538,959円、残金は209,591円です。
最近では、 12月12日に送金しました。
2022年10月に、2019年訪問時メンバーの一人鈴木さんがインドネシアを訪問され、現地支援団体のヌールさんが同行してくれて、3人の被害者に会うことができました。
みなさんの様子を報告してくれましたので、ご報告いたします。
10月26日、マカッサルでミンチェさんのお墓まいりをしました。お墓には鮮やかな花が植えられていました。
次にパレパレのチンダさんがお菓子作って待っていました。とても素敵な笑顔にホッとしました。チンダさんは借家に住んでいます。大家さん家族もチンダさんの良き理解者で、高齢のチンダさんのお世話をしてくれています。大家さん家族も日本からの支援でとても助かったと言われていたそうです。
チンダさん
つぎに、カロシに向かい、ヌライニさんに会いにいきました。ヌライニさんの以前の家は古くて壊れ、平家の家に変わったようです。
ドリさんは、目が不自由です。
一緒に暮らしたがっていた息子さんが今の家の横に家を建てて一緒に暮らすことになりました。
一緒に暮らしてる孫である一番上の女性は、ドリさんの面倒をみるために結婚は諦めたと話してくれました。
ところが、鈴木さんたちがカロシに行っている間に、チンダさんが入院したと連絡が入りました。
訪問したときから風邪をひいているということでしたが、一週間前から咳が激しく、食事が不規則になり、鈴木さんがカロシに行ったあとに胃が痛くなり、のたうちまわっていたそうです。幸いにも出かけていた大家さんがちょうど帰って来たので急いで病院に行ったそうです。酸素吸入もしていたそうです。
翌日の27日に鈴木さんたちが病院に行くと胸のレントゲンを撮るところで、腕には栄養剤を点滴していました。
肺炎かどうかはわからないけど、次の日には退院できそうだということでした。大家さんが病院に泊まり込んで付き添ってくれているので安心です。ヌールさんからの連絡によると心臓の検査もしたそうです。
その後、チンダさんは11月10日に退院し、検査の結果はとくに悪いところもないということで一安心していたのですが、12月に入ってまた腹痛で寝込んでいる写真が送られてきました。
高齢であり、持病の痛風もあり、本当に心配です。
以上、簡単にご報告いたします。
(報告:大野)
*ひきつづき、皆様のご支援をお願いいたします。
支援金の振込先
郵便口座番号 02760-1-084752
振込名義 日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
●必ず、「インドネシア支援金」と書いてください