水曜デモは199218日に始まり、雨雪に負けないでこの場を固守して30年以上行われて来ました。本日1214日は特に、11年前に平和の少女像がこの場所に始めて建てられた日で、その意味は大きいものがあります。11年間日本大使館をじっと凝視して厳かで温和な表情で日本の戦争犯罪に対する謝罪と賠償を要求する平和の少女像は平和と人権の象徴、水曜デモを意味する存在であり、また私たちの清算されない日帝強占期の悲劇を語ってくれる象徴でもあります。今だ日本政府から誠意ある謝罪はないけど、この水曜デモが存在する限り、そして平和の少女像がこの場を守っている限り、いつか日本の戦争犯罪に対する謝罪と賠償は実現すると信じます。

 



 しかし今日私たちは、また絶望と困難に直面しています。70年以上前の胸痛む事件がまだ解決されないという事実が私たちの心を傷つけますが、韓国社会の一部の人たちが行っている被害者ハルモニと水曜デモに対する中傷と嘲笑、侮辱と名誉棄損は、私たちが熱望する平和を一層困難にしています。元来水曜デモの場所だった日本大使館向かいの平和の少女像ではないこの場で水曜デモを開催している現実、周辺に掲げられている口にできない暴言と雑言でいっぱいのプラカードと悪口が、本当に私たちの心を傷つけます。しかし学校で正しい歴史と真実を学ぶために努力している私たち学生は、人権と平和の価値をこの地に正しく建てるその日まで、あきらめないで被害者ハルモニと水曜デモに参加します。

 



 被害者ハルモニたちは自身と同じ苦痛を後の世代に経験させないために、全身の勇気を振り絞って戦争反対と性暴力反対のために闘ってきました。また日本の戦争犯罪に対する誠意ある謝罪と賠償を要求しています。韓国政府は、ハルモニたちの努力が無駄にならないよう最善の努力を尽くすべきで、日本軍性奴隷制問題を一日も早く解決して被害者ハルモニたちの無念さと怒りを鎮めるべきです。私たちには時間がありません。さる5月に故・金ヤンジュ・ハルモニが亡くなられたので、もはや生存しているハルモニが幾人も残っていません。

 



 「歴史を忘れた民族に未来はない」という丹斎・申采浩(シン・チェホ)先生の言葉を記憶して私たち学生は、人権と平和の歴史を打ち建てるために、また一日も早く平和を見つけるために、私たちの切なる心を集めてこの水曜デモを応援し守り抜くという決心と努力を約束しながら、日本政府と韓国政府、被害者ハルモニを侮辱する人たちに次の通り要求します。

 



一、日本政府は歴史歪曲を中断して戦争犯罪の事実を認定せよ!


一、日本政府は戦争犯罪の被害者たちに公式謝罪し、法的賠償を行なえ!


一、被害者ハルモニたちを侮辱し名誉毀損するすべての行動を即刻中断せよ!


一、韓国政府は被害者たちをヘイト発言から保護する日本軍「慰安婦」保護法の改正を行なえ!

 


20221214

1574回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者・仁川瑞興(ソフン)初等学校学生




(訳 権龍夫)