(韓日歴史正義平和行動)声明 外交部、梁錦徳(ヤン・クムドク)ハルモニの国民勲章受賞を制止 日本の機嫌をうかがって強制動員被害者の人権回復を妨害する尹錫悦政権を糾弾する!
12月9日「世界人権の日」記念式で日帝強制動員被害者の梁錦徳ハルモニが受賞することになっていた「2022大韓民国人権賞(国民勲章モラン賞)」が突然保留になった。韓国外交部が「部署間協議が必要である」という意見を出して立ちはだかったからだ。
受賞者決定を保留して国家人権委が授賞式を行えないという初の事態が発生した。梁錦徳ハルモニはすでに授賞式参加のために列車予約までした状況であった。
人権賞受賞に一体何の協議が必要なのか。憤慨に堪えない。
梁錦徳ハルモニは日本の学校長の言葉に騙されて13歳で三菱重工業に動員された強制動員被害者だ。「日本に謝罪を受けるのが一番の願い」という梁錦徳ハルモニは、強制動員問題解決と人権回復のためにこの30年間日本と韓国を往来して三菱重工業に謝罪と補償を要求し、法廷闘争で2018年11月29日歴史的大法院判決を引き出した当の本人である。
尹錫悦政権の屈辱的外交が度を越えている。
尹錫悦政権は代理弁済、併存的債務引受*など拙速に強制動員問題を解決し韓日関係を改善しようとしている。このため外交部は7月26日大法院に、日本企業の資産売却を保留して欲しいという意見書を提出して判決履行を制止し、今回は強制動員被害者の人権賞受賞に異例の介入をした。
12月10日は世界人権の日だ。
梁錦徳ハルモニ国民勲章受章に対する韓国外交部の介入を糾弾する!
日本の機嫌をうかがって強制動員被害者の人権回復を妨害する尹錫悦政権を糾弾する!
2022年12月8日
韓日歴史正義平和行動
(訳 権龍夫)
(※併存的債務引受:民法第470条で「併存的債務引受の引受人は、債務者と連帯して、債務者が債権者に対して負担する債務と同一の内容の債務を負担する。」とあります。この場合、強制動員被害者(債権者)に対する賠償を韓国政府(引受人)が日本政府(債務者)の債務を負担することになります。訳注)