3月1日午前11時、龍山駅強制徴用労働者像の前で、二大労総とともに3.1運動102周年記念、強制徴用労働者像合同参拝及び記者会見を行ないました。


次は、連帯発言文全文です。



<3.1運動102周年を迎えて>


本日は、残酷な日本の植民地支配下で、我々の先祖が奮然と立ち上がり、民族の独立と平等、自由を叫んだ3.1運動102周年になる日です。 この意義深い日に、二大労総とともに、犠牲になった先祖の魂を称え、反人権的犯罪行為に対する日本の謝罪と反省を促す記者会見を開催できることを光栄に思います。



2021年は、1991年8月14日に金学順ハルモニの勇気ある公開証言から30周年になる年であり、日本による植民地支配からの解放76周年を迎える年です。 残念ながら日本軍性奴隷制問題は今も現在進行形です。 



1月8日、ソウル中央地方裁判所は日本軍性奴隷制の被害者12人が日本国を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、日本の損害賠償責任を認める画期的判決を下しました。

 これまで日本政府が否定してきた計画的で組織的な反人道的犯罪を認め、被害者たちが受けた肉体的・精神的苦痛と傷に共感し、従来のいかなる談話や合意も、この問題が解決されたものではないことを再確認しました。 何より反人道的不法行為により重大な人権侵害を受けた被害者に対し、当該訴訟が最終的な手段の場合は「国家免除論」は適用されないことを明確にしました。 この30年あまりの間、国際人権規範を主導的に更新してきた日本軍'慰安婦'問題解決運動の貴重な結実と言わざるを得ません。 



しかし、加害国日本は「国際法違反」だと非難し、「韓日関係破綻」云々して1965年の韓日請求権協定と2015年「韓日合意」を通じて、日本軍「慰安婦」問題が解決されたと強弁しています。 韓国政府もまた、今回の判決について「困惑している」と表現し、「2015韓日合意」を「両国政府間の公式的な合意」と認め、失望を与えました。 



韓国政府に問います。 

未来志向の韓日関係における障害は果たして誰でしょうか。 被害者に心からの謝罪と法的賠償どころか、露骨に犯罪事実を否定しながら、盗人猛々しく被害者に2次、3次加害を加え、繰り返し歴史歪曲と妄言を繰り返す日本政府ではありませんか。 全世界の平和の少女像に対する組織的な設置妨害と撤去の試み、「慰安婦制度は公娼制だ」、「韓半島に対する不法植民地支配はなかった」など、外務省のホームページにとんでもない主張を並べる日本政府ではないでしょうか。



このため、国内外の歴史否定勢力の拡大と動きも激しくなっています。 彼らは学問の自由という聖域の中で日本の組織的な戦争犯罪を隠ぺいするために、すでに判明している歴史的事実までも否定し、被害者の名誉を傷つけ、歴史歪曲を先導しています。 最近議論になったハーバード大学法学部の三菱教授ジョン・マーク・ラムザイヤー教授事件は、その氷山の一角に過ぎません。 



心から願っています。


 恥ずべき過去の過ちを反省し、責任を持つ堂々とした国、支配と被支配ではなく相互互恵的パートナーとして人権と平和の価値を大切にし、守る国、韓半島と東アジアを越え、戦争と暴力、性暴力と性搾取で苦しむ全世界の民衆に手を差しのべる国、そんな国に日韓両国が生まれ変わることを願います。



その時ようやく日本軍性奴隷制問題の正義の解決はもちろん、3.1独立運動の精神は、全世界に花開かせるでしょう。



2021年3月1日 正義記憶連帯 李娜榮


(訳 Kitamura Megumi)


<原文>

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