〈正義連〉第1624回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 声明書(主管:中央大学社会学科第24代学生)
11月23日(木)、歴史的な判決がありました。日本軍性奴隷制被害者らの日本国に対する損害賠償請求訴訟で、原告に対する被告日本国の損害賠償責任を認める記念すべき判決が下されました。大韓民国高等裁判所は被害者たちの訴えに応えました。今度は韓国政府が応える番です。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が就任しておよそ1年6ヶ月が過ぎましたが、いまだ日本軍性奴隷制問題の解決には進展がありません。現在の政府はどうでしょうか。尹錫悦政府は、昨年9月に行われた第54回国連人権理事会で日本政府が「慰安婦」被害者に公式に謝罪したという意見を表明することで、正しい解決ではなく、日本軍性奴隷制問題を黙殺しようとしています。加害の否定と歴史歪曲、責任転嫁は続いており、市民と被害者を「日韓関係の障害」とみなして弾圧しています。
現在の韓国はどうでしょうか。嫌悪と排除、暴力が横行する社会です。国民の人権を守るべき国家人権委員会は、被害者に対する嫌悪と人権侵害を止めようとせず、議論とコミュニケーションを拒否しています。これは、被害者に対する二次加害と歴史歪曲を個人の表現の自由という名目で正当化するものです。
尹錫悦大統領と政府は、これ以上過去と問題解決から目を背けてはなりません。まともな解決をせずに無視しようとしてはなりません。過去30年間正せなかった過去の歴史を今こそ解決し、平和に向かわなければなりません。歴史問題が解決されていないにもかかわらず、日本の岸田首相と韓日首脳会談を推進し、日本からいかなる責任の認識と謝罪も受けられない韓国政府は反省し、11月23日の歴史的な勝訴判決に基づき、裁判所の判決履行のためにさらに積極的に取り組むべきです。韓国政府と日本政府がどんなに歴史を隠そうとしても、私たちは記憶し、声をあげます。
今も世界のあちこちで戦争や紛争が絶え間なく続いています。最も古い犯罪であり、最も無視されている戦時性的暴力は、もはや戦争の周辺的な問題ではありません。私たちは、日本軍性奴隷制の被害者と世界中の多くの苦しんでいる女性たちの声に耳を傾け、彼らと声を合わせなければなりません。記憶し、行動し、世界中の女性に対する戦争犯罪と人権侵害の真実を知らしめなければなりません。私たちは変わらなければなりません。
このような歴史と現在を最後まで記憶し、連帯する気持ちで要求します。
一、日本政府は戦争犯罪を認め、真相究明を通じて公式謝罪、法的賠償を行え!
一、韓国政府は2015年の日韓合意を破棄し、日本軍性奴隷制問題の解決に全力を尽くせ!
一、私たちは連帯し、周囲のヘイト攻撃を打ち破って進む!
一、私たちは共に平和に向かう!
2023年11月29日
第1624回日本軍性奴隷問題解決のための水曜デモ参加者と
中央大学社会学科第24代学生会一同
(訳 方清子)