茂木敏充外務大臣訪問に関するリラ・ピリピーナ声明 戦争ではなく平和と正義を(2026年1月14日)
茂木敏充外務大臣のフィリピン訪問に際し、リラ・ピリピーナは、日本に対し、戦時中の犯罪を認め、そして占領によって生命と尊厳を侵害された犠牲者とその遺族、多数のフィリピン女性に対し、公的かつ公式に、誠実な謝罪を行うよう求めるフィリピン人「慰安婦」とその家族の要求を改めて表明します。
茂木敏充外務大臣に対し、フィリピン政府との『今後の会談』において、戦争ではなく平和と正義について話すよう強く求めます。
日本は、占領下で危害を加えられた犠牲者とその遺族、他多数のフィリピン女性たちに対し、誠実な公的謝罪を全く行っていません。日本帝国軍によって殺害され、身体を切断され、あるいはその夫や子どもたちが死や拷問に苦しめられた女性たちは、フィリピン人「慰安婦」たちと同様に、彼女たちは受けた被害に対する正義を全く得られていないのです。
日本は、数えきれないフィリピン人女性や他の国々の女性たちに対する軍性奴隷制と強制労働における日本帝国政府の公式な役割について、責任を負うことを拒否してきました。
日本は、記念碑の建立を含め、この問題に関して記念するいかなる物事も事実上抹殺する政策をとってきました。 ベルリン・ミッテ地区の像の最近の事例や、近年フィリピンで2つの「慰安婦」像の撤去を強制したように、記念碑が設置された国々において、それらを撤去するために日本は政治的権力を行使してきました。
しかし、日本は第二次世界大戦中に引き起こされた犯罪における自国の役割を公式に認めることを依然として拒否している一方で、今やフィリピンを再びこの地域における公然たる軍事紛争の可能性に引きずり込んでいます。
我々は、高市早苗首相による最近の好戦的な言動に反対します。
これは、この地域における米国の方針を踏襲し、中国による台湾「侵攻」という事態を想定した戦争シナリオにフィリピンを引きずり込むものです。
リラ・ピリピーナは、フィリピン国民は、戦争を望んでおらず、日本、米国、そしてフィリピン政府でさえ、台湾問題に関してフィリピン国民を代弁する道徳的、法的、政治的権利を持っていないと主張します。
日本がこの地域における米国の代理勢力におけるジュニアリーダーとしての役割を誇示したいのであれば、他の国を自らのゲームに引きずり込むべきではありません。
私たちは、日本のこうした戦争姿勢は、真の目的である戦争利得を隠すための隠れ蓑に過ぎないと考えています。 報道によると、日本はフィリピンの軍事防衛力を強化するためと称して、フィリピンにミサイル技術を売却することを提案しているといいます。
リラ・ピリピーナは、他の数百万人のフィリピン女性とともに、日米の戦争計画に加担することを拒否し、フィリピンを公然たる紛争に引きずり込むいかなる試みにも反対します。
日本が全力を尽くして試みても、歴史を消し去ることは決してできません。 「慰安婦」とその家族が生涯をかけて正義のために闘ってきたことは、国が女性と各国に対して犯した悪行に対して問責できる可能性を世界に示しました。彼女たちの物語は歴史の記録に刻まれており、いかなる修正主義をもってしても消すことはできません。
日本は戦争ではなく、平和と正義を追求すべきです。
自らが犯した歴史的不正義を正す責任を直視しなければなりません。前進する唯一の道は、フィリピン女性たちとフィリピンに与えた損害に対して、公式に謝罪し、賠償することです。
