今日は父母の日です。私たちを生み、育て、世話してくれるすべての両親に深い感謝の気持ちを伝えます。

 



この510日で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が就任して2年になります。振り返ると、20年に感じるような2年間でした。 多くのものが退行し、それだけ多くの価値が失われ、貴重な命が失われました。尹錫悦政権は憲法と法治主義を根底から揺るがし、主権、経済、生活、自由平等、民主主義を破壊してきました。

 



そのため、大韓民国の報道の自由指数が2023年に47位に落ち、今年(2024)180カ国中62位に転落しました。ジェンダー格差指数は全体146ヵ国中105(2023)に転落し、自由民主主義指数も急激に下落し、昨年の17位から30ランクも下がって47位を記録しました。日米屈従外交で不必要な地政学的緊張と対立を招き、独島近海には韓米日軍事訓練という名目で旭日旗を掲げた日本海上自衛隊が進出しました。大韓民国ソウルで日王(天皇)の誕生パーティーが盛大に開かれ、「君が代」が鳴り響きました。 日本の植民地・戦争犯罪に免罪符を与えるために強制動員「第3者弁済案」を出し、「2015日韓合意」の精神を口走り、日本軍「慰安婦」被害者が日本国を相手に苦労して勝ち取った法的勝利を必死に無視しています。 

 



その間、日本は「先制攻撃」を口走り、戦争兵器を生産・輸出する国、最終的には戦争をする国へと邁進しています。A級戦犯が埋葬されている靖国神社を堂々と参拝し、独島領有権を主張し、歴史教科書も大胆に歪曲しています。戦争の加害者ではなく、被害者のコスプレで本末転倒させ、朝鮮人強制動員の歴史を平気で削除し、佐渡鉱山のユネスコ登録を画策しています。福島の核汚染水5次放流も完了しました。岸田首相が率先して世界中の少女像の建立と設置妨害を主導し、日本軍「慰安婦」勝訴判決が出ると、居直って韓国が国際法に違反していると糾弾しました。

 



過去2年間に起きたこととは、信じ難いほど辛く苦しい出来事の連続でした。国権剥奪の発端となった120年前の韓日併合条約の亡霊が蘇る感じです。韓日両政府は来年の日韓協定60年を迎え、『韓・日版「エリゼ条約」締結』などと言いながら、2025年の「日韓新共同宣言締結」を企画しています。第二の亡国的な日韓協定のようなものになりかねないと憂慮されます。

 



それでも、挫折と冷笑は何の変化ももたらさないことを私たちは歴史を通してよく知っています。130年前の東學農民革命から始まり、3.1独立運動、4.19革命、5.18光州民衆抗争、6.10民主大抗争、20162017年の「キャンドル革命」まで、野火のように立ち上がり、外国勢力の抑圧と搾取に立ち向かい、不当な政権を打倒しようとした民衆の抗拒を覚えています。

 



正義記憶連帯は、来年2025年の光復80周年を迎え、誇らしい民衆革命の精神と全世界の人権規範を変えた日本軍「慰安婦」被害生存者たちの勇気をよみがえらせ、民主主義と人権、平和に向かう道にさらに懸命に先頭に立つことを誓います。困難で辛い旅路に、すべての民主主義市民が共に歩むことを固く信じています。 すべての皆さんに訴えます。再び力強く立ち上がりましょう!

 



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正義記憶連帯 李娜榮(イ・ナヨン)理事長




(訳 権龍夫)