31年。「私が厳然と生きているのに、ウソをつく者がいる」と金学順(キム・ハクスン)ハルモニが記者会見で「慰安婦」被害事実を公開証言して以降、日本軍性奴隷制問題を解決するために闘ってきた期間だ。



 31年。国際社会が日本軍慰安所運営を「人道に対する罪」と規定し、真相究明と公式謝罪などを勧告したのに、日本政府が明白な歴史を徹底否定し、耳目を塞いできた歳月だ。



日本軍性奴隷制問題は消すことができない歴史的事実だ。戦時状況で女性に加えられた抑圧と暴力であり、アジア太平洋地域で数多くの被害生存者が証言し、韓国政府に登録した被害者だけでも240名だ。それにもかかわらず過去2年間、日本は日本軍性奴隷制問題解決のための努力と運動を非難し、あらゆる嫌悪発言で闘争の歴史を歪曲してきた。



この2年間の一部報道はどうだったのか。

ひたすら報道を垂れ流すのに忙しく、歴史の内実と問題解決方法に集中しないで、葛藤を拡散させ、31年の「慰安婦」運動の歴史を否定する動きに加担したではないか。

私たち言論人は、日本軍性奴隷制を報道し、「戦時下の性暴力という本質と歴史的事実に目を閉ざし、被害者の声を圧殺して来たのではないか」と自問すべきだ。

社会的公器であるべき言論は、消耗な政争と分裂ではなく、歴史問題解決の原則と被害者中心の報道をすべきだ。



1991814日、故・金学順ハルモニの最初の発言以降、1992年に駐韓日本大使館前で始まった水曜デモが、今日で1550回になった。



掌で空を覆うことはできない。日本政府がすべきことは明白だ。日本軍性奴隷制の犯罪を認定し、真実を一日も早く究明すべきで、日本軍「慰安婦」被害者に法的賠償と共に公式謝罪すべきだ。胸が痛む歴史がこれ以上繰返されてはならず、忘れ去られないよう、日本の歴史教科書は日本軍性奴隷制問題を正確に載せなければいけない。



言論労組性平等委員会は、日本政府が公式謝罪と共に法的賠償を履行し、日本軍性奴隷制被害者たちの名誉が回復する時まで、全力で連帯する。



日本政府は、日本軍性奴隷制問題を認定し、歴史歪曲を中断せよ!


日本政府は、日本軍性奴隷制被害者たちに公式謝罪し、法的賠償をせよ!


韓国政府は、日本軍性奴隷制問題の正義ある解決のため、積極的に前面へ立て!


韓国政府は、被害者の名誉と人権回復のため、国家として責任を尽くせ!

 



 2022629

 第1550回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 参加者・全国言論労働組合性平等委員会

 



(訳 権龍夫)



水曜デモの動画は以下からみることができます。

https://youtu.be/mT4MXmJECTQ

 

主管団体紹介

 全国言論労働組合性平等委員会:2020年に正式に結成された性平等委員会は、報道機関内の性別と性的志向による差別、偏見、卑下、社内の性的嫌がらせ、性暴力などの不正を根絶し、健全な職場文化を定着させるために活動します。これと共に、報道機関が性差別的な要素を排除し、性認知の感受性が反映された報道ができるよう、報道ガイドライン製作などの活動を行います。各種活動のため、性平等委員会は、毎月の定期会議と臨時会議を持ち、性平等を実現するための各種事業を主管します。また言論労組参加本部・支部・分会に性平等委員会設置とその活動を支援しています。