「インドネシア・南スラウェシの日本軍「慰安婦」被害者への緊急支援プロジェクト2021」として、みなさまに支援のお願いいたしました。
そして、すでにホームページでお知らせいたしましたが、大変悲しいことに6月19日、ミンチェさんが亡くなられました。
http://www.restoringhonor1000.info/2021/06/blog-post_22.html
すでにみなさまからお寄せいただいている支援金を、ミンチェさんに送ることができなくなりました。
この支援予定のお金については、現地の支援者とも相談しながら、できればミンチェさんを忘れず記憶していくことに使いたいと考えています。
<みなさまからいただいたカンパの報告>
緊急支援として皆様にカンパをお願いしましたところ、たくさんの方がご協力してくださいました。
本当にありがとうございました。
2021年7月12日現在、支援金は42人の方からいただき、合計54万3,000円になりました。
チンダさんに3回、ミンチェさんに2回送金し、残高は45万9,262円です。
チンダさんには、今後も毎月200万ルピアを送ります。
そして、現地でお金を届けてくれているヌールさん(*)に、ガソリン代や連絡のための経費として10万ルピアを送っていましたが、チンダさんの大家さんとの連絡、ミンチェさんに会いに行って部屋を借りるように勧めたり、訃報を国際電話で知らせてくれる等、当初考えていたより細かく動いて、大きな役割を果たしてもらっていることがわかりました。
経費もかかっていると思われますので6月分から50万ルピアを送金することにしました。
みなさまのご理解を、よろしくお願いいたします。
チンダさんの近況について、一緒に暮らす大家のハンダニさんから写真が送られてきました。
<6月1日>
青いマンゴーの砂糖漬け(「asam manga」と言います)を作るため、マンゴーの皮むいているチンダさん。
できたものを、同居のハンダニさんが市場で売ります。
ハンダニさんの子どもたちが遊んでいるところに、マンゴーの木があるそうです。
マンゴーの皮むきをしているチンダさん
以前、チンダさんにお会いした時、「仕事(*)ができないことがつらい」と言っておられたことを思い出します。
足が痛くてもできることをされているのだなあ、と思います。
<7月3日>
チンダさんがニワトリを二羽購入したという連絡がありました。おそらく7月20日のイスラム教の犠牲祭(イドゥル・アドゥハ)のためだと思います。
この日はメッカ詣の最終日に当たり、すでに値段が高騰しているそうです。
買った鶏
*チンダさんは、若い時に住み込みで働いていたとき、中国人の雇い主が自立出来るようにとお菓子作りを教えてくれました。
その後、つくったお菓子を売り歩く事で生計をたててきていましたが、高齢化のため、足が痛むなど身体の調子が悪く、お菓子を売り歩くことが出来なくなりました。
※ヌールさんは現地の協力者です。南スラウェシで「慰安婦」被害者支援活動をされた、故ダルマウイさんの娘さんです。
南スラウェシの日本軍「慰安婦」被害者への
緊急支援プロジェクト2021より