619日、金炳憲(キム・ビョンホン)の第2回公判が行われた。


 

公判中、金炳憲は自分の過ちを認めなかった。過去年間にわたる被害者への侮辱や史の歪曲を認めず、自ら「確信犯」であると認め、恥知らずな態度で一貫した。そして彼は「被害者を脅したことは一度もない」と主張した。

 


しかし水曜デモの現場で彼は、李容洙(イ・ヨンス)ハルモニを始めとする被害者たちを公然と嘲笑し、名前や住所を公開した。そして被害者の家の前まで押しかけて集を持ち、すでに亡くなった被害者を侮辱した。また水曜デモに加した生たちにして口にできないヘイト言もした。これが脅威でなければ、何が脅威なのだろう?

 


さらに驚くべきは、彼が今回の裁判を「歴史資料をう裁判」だと主張していることだ。すでに多くのアジア各の被害者の証言や証資料、さまざまな究や際機の報告書を通じて、日本軍性奴隷制の態は完璧に確認されている。金炳憲は真実を探求するために裁判を受けているのではない。歪んだ主張で被害者を攻し、苦しめ、名と尊を傷つけたために裁判を受けているのだ。史否定や被害者侮辱は問でも表現の自由でもない。ヘイトと暴力に過ぎない。

 


彼が否定しているのは、史事にとどまらない。被害者たちが障害をかけて世にえた人生と苦しみ、そして人間としての尊そのものだ。

 


この裁判は特定の歴史解釈の正否を争う場ではない。私たちの社会が被害者の尊厳を守るのか、それとも歴史否認やヘイトを放置するのかを問う裁判だ。だからこの事件は単に一人の刑事事件にとどまらず、私たちの社会の人権と民主主義の水準を示す重要な事件だ。

 


金炳憲は裁判所に保釈まで申請した。言語道断と言うしかない。裁判所は保釈申請を却下し、その責任にふさわしい厳正な判断を下すべきだ。

 


現在生存している日本軍『慰安婦』被害者たち、最後まで謝罪を受けられずに亡くなった被害者たち、そして名前さえ残せなかった多くの被害者たちの名誉と尊厳のために、明確なメッセージを送るべきだ。

 


誰も被害者たちの苦しみや歴史を勝手に否定したり、嘲笑したりすることはできず、歴史否認や憎悪が表現の自由という名のもとに容認されることはあり得ないという点を、裁判所は明確に示すべきだ。

 



2026624日 

正義記憶連帯 理事長 韓京姫(ハンギョンヒ)



(訳 権龍夫)




 

(訳注)

金炳憲(キム・ビョンホン):右翼団体「慰安婦法廃止国民行動」代表の一員。過去数年にわたって水曜デモ妨害、平和の少女像に対する棄損行為などを行ってきた。日本の右翼団体から数百万円の資金援助があったことを認めている。李在明大統領はSNSで、金氏を「人面獣心」で性奴隷被害者を冒涜していると批判した。26313日に韓国の警察は死者に対する名誉棄損、集会デモ法違反容疑で逮捕状を請求した。26321日、金氏は逮捕拘束された。