〈正義連〉第1775回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜集会 週間報告(2026年10月21日)
まず、皆さんが関心を持って応援してくださった豪州メルボルンの平和の少女像に関してお伝えします。
さる10月17日、メルボルン韓人会館前に設置された平和の少女像の存置問題が、ビクトリア州韓人会臨時総会の議題として取り上げられる予定でした。しかし韓人会の定款上の問題が指摘されたことで、総会は延期されました。韓人会は定款を確認・整備した後、臨時総会を再度開くとしています。
従って、この日の少女像の議題に関する審議や決議は行われませんでした。
少女像の存置が議題として議論されなかった点で、とりあえず一安心です。しかし、論争や懸念がすべて解消されたわけではないので、今後も関心を持って見守る必要があります。
平和の少女像には、日本軍「慰安婦」制度の被害者たちの勇気ある証言と、その声に応えてきた市民たちの連帯が込められています。被害者の尊厳を忘れず、戦争と性暴力が繰り返されない世界をつくろうという約束でもあります。
この少女像を政治的な論争の対象にしたり、「政治的中立性」を理由にその存立を問題視してはなりません。少女像をめぐる対立が、被害者の声を消したり、日本政府の歴史否定を助長する方向に流れてはいけません。
ともに心を寄せてくれた皆さんや、現地でがんばっている方々に感謝します。
同じ日に、戦争と女性の人権博物館では特別展示「残す、つなぐ:ここで記憶する」に関連してセミナー〈再現とつなぐ:記憶、アーカイブの再構成〉を開催しました。今回は、残された記憶をどう伝えるかを一緒に考える場でした。
アーカイブとアート、イメージと展示、作家たちの作品を通して、記憶を再び読み、見せ、今の私たちの生活とつなげるさまざまな方法を見てみました。
一緒に学び、記憶し、行動する場所を広げていかなければなりません。街の少女像と博物館、記録と展示、そしてここでの水曜集会は、記憶を生き続けさせる場所です。
歴史を否定し、被害者を侮辱する企みに立ち向かい、もっと多くの話を分かち合い、より多くの記憶の場所をつくらなくてはなりません。その場所で出会い、ともに行動していきましょう。
2026年10月21日
正義記憶連帯 理事長 韓京姫(ハン・ギョンヒ)

