[正義記憶連帯の立場] 挺対協の公示に関する<朝鮮日報>の記事について
2020年9月4日
<朝鮮日報>のキム・ジョンファン記者は、本日(9月4日)付の記事「[単独]挺対協、前回公示になかった8億ウォンはどこから出てきたのか」において、「『ずさん会計』問題が浮上した韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)が先月31日、国税庁のホームページに再公示した会計内訳で、以前の公示資料になかった約8億ウォンという大金が突然追加されたことが今月3日確認された」とし、「一部には『挺対協が隠していた秘密資金ではないか』という指摘もある」と疑惑を提起しました。
これについて正確な事実関係を述べ、<朝鮮日報>に対し訂正報道を強く求めます。
-国税庁の公示の書式は、非営利団体で適用されてきた会計基準及び内部決算方法と異なることから、国税庁の公示資料を作成する際に一部間違いや漏れが生じ、このことについてお詫びしてきました。しかしながら、国税庁の公示に再公示された金額は、決算資料の中には漏れなく反映されていたものであって、会計上の金額として漏れがあったものではないという点もまた、一貫して解明してきました。
-正義記憶連帯とはちがって、前身である挺対協の会計処理は単式簿記で記帳しており、一般会計と、事業用途別区分による特別会計の単位ごとにそれぞれ分けて、決算書を作成していました。そのため、総会に報告してきた決算書も、一般会計と各々の特別会計に区分されています。
-挺対協が先の国税庁システムに決算書を公示する過程では、一般会計のみ公示していました。記事の中で「突然追加された」と指した金額は、一般会計とは異なる特別会計であり、特別会計決算書が公示から漏れていたものを今回の修正公示をする際、それぞれ区分されていた特別会計の基金をすべて統合して報告したものです。つまり、前回の公示の過程で含められていなかった特別会計基金が含まれたことで、前回の公示より繰り越し残高が増えているように表れているものです。
-これまで正義連の会計についてマスコミが生産した数々の疑惑報道は、この間、言論仲裁委員会によって事実でないことが明らかになり、訂正報道もなされてきました。重ねて申し上げます。国税庁の公示に再公示された金額は、会計上漏れていた金額ではありません。これを「隠していた秘密資金」云々とし、関連の事前取材もしないまま、またもや「違うなら、いいや」式に疑惑を投げかける報道を繰り返すなら、強く法的手段にて対応いたします。
以上
(日本語訳:正義連)
●朝鮮日報(9月4日付)の記事とは、「挺対協、前回公示になかった8億ウォンはどこから出てきたのか」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f8906b9adfaf34d84f7dc4a0e2a2792c4bb7f94