ロラネットの水曜行動は2012年の9月から始まりました。もっと前からやろう、やろうと提案がありましたが、人数がたらず、やっと実現したのが、この9月19日でした。


  丁度、この2年前の2010年に民主党政権が誕生して、今こそ解決できるのでは?との期待で<「慰安婦」問題解決全国行動2010>が誕生、ロラネットも加入しました。




  ソウルでは2011年12月に水曜デモが1000回を迎えることとなり、それまでには解決したいとの思いから、この年、日本でも、全国行動の呼びかけで外務省包囲デモが企画され、1000人を優に超える人々で見事包囲。解決を願う小片の布のメッセージを縫い合わせたキルトが横断幕となって外務省前に、はためきました。

しかし、期待した解決案は実を結ばず、その後の自民党政権では更なる揺れ戻しで、水曜行動は今に至るも続いているのです。  




ソウルの日本大使館前に集まるハルモニたちは高齢や病気、死去で、年を追う毎に参加者がが減っていますが、それを上回る周囲の支援者の輪が厚く熱気もあります。ひるがえって、日本ではどうなのか?日本にいて、問題の根本を作った日本政府、外務省が目の前にあるのだから、足元にいる、私たちこそ、やらないといけないのでは?となったのがロラネットが水曜行動をやる、きっかけでした。




ソウルでは毎週ですが、私たちは月2回、第1と第3水曜日に内閣府に解決を求める要請書を面会室で提出し、読み上げ、補足を説明し(当初、30分だったが、2年後位から15分に短縮させられている)ています。要請書はメンバーが交替で書き、毎回、話題・内容には事欠かきません。




  その後、3時から4時までの1時間内閣府前で看板を立ててアピール、チラシ播き、関西作成のリーフレットができてからは、ちょっと、受け取りが良くなったかなとも思います。人数は5~6人、多いときで10人ぐらい。何しろ、ウイークデイの日中とあって、なかなか、参加者が増えないのが悩み。




  最近の日韓合意をめぐる抗議行動で内閣府前も人数が増え、在日の大学生や若い社会人も参加、ダンボール製の「平和の碑少女像」も立てかけ、にぎやかになっています。彼女たちのアピールは鋭く、日本のなまぬるさにすっぽりと入りこんでいる私たちを思い知らされる感じです。

  その後は、その足で、三鷹まで戻り、6時~7時まで同じように行動。日中、都心までは無理だけど仕事が終わってからなら、という方の参加も定着してきました。




  第1水曜日はロラネット単独行動ですが、第3水曜日は「沖縄・辺野古を考える市民の会」の定例チラシ播きで、沖縄タイムスの切り抜き版を市民に配布しているのです。ここに、他の市民グループもチラシを入れて、みんなで配りますがロラネットもここに入れてもらい、にぎやかにやれるので、第1水曜日の単独よりは心強く、いやがらせもないのです。長く続けていると、さまざまな出会いもあり、励まされるこの頃です。  


             (ロラネット 山田久仁子)