〈正義連〉第1585回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 声明書(主管:メタバース水曜デモ教員企画チーム)
戦争は最も愚かな政治的選択であると言われています。今も地球村のあちこちで内戦が絶えず、昨年始まって今なお進行中のウクライナ戦争で生きる場を失った難民たちは、第二次世界大戦以後唯一の分断国家として残り、戦争勃発の危険を抱えて生きている私たちに示唆するところが大きいです。戦争は人権を蹂躙し、人間の尊厳を毀損する行為です。
韓国政府は強制動員被害問題を日本政府と日本企業ではなく韓国企業のお金で解決するという異様な解決策を出しています。
2015年、朴槿恵(パク・クネ)政府は日本軍性奴隷制問題を韓国政府がつくった韓国財団(※和解・治癒財団)で被害者たちと議論もなく日本政府のお金を受けとって終わりにしようとして、全ての国民の怒りを買いました。
2015韓日合意は、被害者を排除したまま発表された屈辱的で拙速な合意だったため、事実上廃棄されました。ところが現在、韓国政府は強制動員問題を2015韓日合意よりもよりもっと屈辱的で、どこにも見られない荒唐無稽な方法を解決方法としており、日本軍性奴隷制問題においても2015韓日合意の精神を引き継いでいくとしています。
過去を忘れた民族に未来はないと言います。
第二次世界大戦のホロコーストに対するドイツ政府の持続的な謝罪と反省は、欧州連合におけるドイツの立場を高めることができました。しかし、同じ加害国である日本政府は、謝罪も反省もなく被害国政府である韓国政府の一方的な努力のみを強要しています。
最近、韓国裁判所でベトナム戦争期、韓国軍の民間人虐殺に対する賠償判決が出ました。あわせて長い間、無視してきた大韓民国政府の誠意ある謝罪があることを願っています。
歴史の正義を打ち立てるために、そして過去の歴史を記憶し、再び同じことが起こらないようにするために、そして戦争のない平和な世界のために私たちは連帯し、ともに行動しなければなりません。
日本軍性奴隷制被害者の訃報記事とあわせて生存者数が減っていくたびに歴史の前に罪人になる心情です。被害者であるハルモニが生きておられる間に、必ず日本政府の謝罪と反省、責任ある賠償があることを願う心で、今日この場をともにした私たちは次のように要求します。
一、日本軍性奴隷制被害者に対する日本政府の公式謝罪と法的責任を要求する!
一、歴史の前に罪人として名を残さないよう、日本政府は加害国としての責任を履行し、再発防止を約束せよ!
一、北東アジアの平和に向けた韓日関係回復のために日本政府は覚醒して行動せよ!
2023年3月1日
第1585回 日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者とメタバース水曜デモ教員企画チーム
(訳 方清子)