台湾の社会団体「『慰安婦』ではなく『軍性奴隷』として正されるべきだ」
台湾の8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーの様子を韓国の聯合ニュースからお知らせいたします。(聯合ニュース 2020-08-14)
解放記念日を前にした14日、台湾で開催された「日本慰安婦メモリアル・デー(以下メモリアル・デー)行事で、「慰安婦」ではなく「軍性奴隷」として用語を正すべきだという主張が出た。
2003年と2004年の韓国での集会に参加した台湾の「慰安婦」阿嬤たち
婦女救援基金は、この日台北にある台湾初の日本軍「慰安婦」記念館である「阿嬤の家―平
和と女性人権館」で、「歴史は消せない。真実が忘れ去られてはならない」というテーマで
開催された記者会見の場で明らかにした。
阿嬤家(阿嬤の家)- 平和と女性の人権館
この場には、ハン・ユン(范雲)、民進党立法委員(国会議員)、ユ・メヌ(游美女)前立法委員、チ・フエイルン(紀惠容)国家人権委員会委員ら人権団体および機構の責任者たちが出席した。
基金会は、中・高等学校のカリキュラムや教科書で使用されている「慰安婦」という言葉を「慰安婦-軍性奴隷」として改正しなければならず、日本政府にも制度的に迫害を受けた女性たちに対する謝罪と賠償などを早急に行うよう求めた。
台湾のメモリアル・デーに参加し、日本政府に謝罪と賠償を求める参加者たち
ユメヌ前立法委員は、「慰安婦の名称を正してこそ、人々がこれ以上「自ら志願した」と誤解することなく、彼女たちが望んでいたものではないという歴史的事実を理解することができる」と語った。
また、民間組織と提携している阿嬤の家を国立人権博物館のもとに含むべきであると主張した。
ドゥー・インチュ(杜瑛秋)執行委員長は台湾に「慰安婦」阿嬤として知られる59人のうち2人だけが現在生存しており、80台と高齢にも関わらず日常生活は可能だと言及した。
また、基金会は市民らとともに完成した「阿嬤の顔-合同芸術作品」を初めて公開した。
この日の行事参加者たちは全員マスクを着用し、新しいコロナウイルス感染(コロナ19)を考慮して、手の消毒と発熱チェック後に入場した。
一方、この日の行事を終えた阿嬤の家は来る11月10日に閉館される。
基金会のある関係者はコロナ19による入場収入の減少と賃貸契約満了のために一時的に閉鎖されると明らかにした。
しかし、台北市と文化省の協力を得て、他の場所に移して新たな出発を期する予定だと伝
え、市民に対して「慰安婦」の歴史的事実に対して認識できるよう努力し、絶対中止させな
いと説明した。
名前の分からない「慰安婦」などを形象化した記念碑的な「葦の歌」
(飜訳:方清子)
〈原文〉
https://m.yna.co.kr/view/AKR20200814129400009?section=search